ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

若い時にやっておきたかったこと

初めは「今年やり残したこと」というのを思ったが、少し考えたら「今年やり残した」というよりも「若い時にやり残した」という感じだったので、つらつらと書いてみる。

何をするにも体力が必要だ。フルマラソンを3時間で走るくらいの体力があれば、その後の人生に随分役に立つ。これは十六歳くらいまでに身に着けたい。

そして、全ての学問の土台になる数学は若い時にやっておくべきだった。共通の基礎と解析・統計・代数・幾何の大学学部レベルは何をするにも役に立つので、これは二十歳くらいまでに身に着けておきたかった。そうすりゃ、そのあとが楽だ。

年を取ってからハマると怖いギャンブルは、若いうちに通過しておくべきだった。麻雀と花札の知識は文学や娯楽作品を楽しむ上でも役に立つ。そういう意味では囲碁と将棋もプロとはいかないまでもアマチュア有段くらいは取っておきたいものだ。これは十八歳くらいまでにそれなりのレベルになって置きたかった。

現代社会に満ちあふれている電気製品の仕組みをきちんと理解するために、電子工作の技術は若いうちにマスターしておきたかった。半田ゴテくらいは余裕で使えるくらいになりたかった。TTLを組み合わせて簡単なCPUくらい作れるようになっておきたかった。これは十四歳くらいまでに身につけられるはずだ。

しかし、人間社会で生きていく上では個人の能力だけでなく、コミュニケーション能力も必要だ。それを身につけるのは難しいが、大道芸と手品と落語が出来るようになっていれば、相当にコミュニケーションの役に立つであろう。これは十二歳くらいまでに身につけるのである。

なんといっても人生で重要なのは恋愛である。これは十歳までに済ませておきたいものである。

こうして考えてみると、楽な人生を選んだのも悪くなかったと思えてくる。