今期の話題作。最初から最後まで毎週見ました。けど、私の好みではない。好みじゃないけど、これはネタになると思ってみていましたし、実際に話題になったアニメでした。ネタとして心の中でツッコミを楽しんだと言えないこともない。
原作はなろう系とか。
異世界はスマートフォンとともに。(1) (角川コミックス・エース)
- 作者: そと
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/06/24
- メディア: Kindle版
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まあ、私はおっさんですから、若者と趣味が一致しないのはよくあることなのです。名前は挙げないが、あの大人気SFアニメとかも好きではないですし。
で、好きではないアニメで1話で切ったとか、OPで切ったとかアバンで切ったとか、PVで切ったとかいうのはたくさんありますが、このアニメは最後まで見られました。というのは、既に言われているように内容がないからです。なのでものすごく嫌いというところもないからなのです。
まあ、私の嫌いな大人気SF小説とかも、ある意味では、この作品同様に(SF的な)内容がないので、人によって見るところが違うというか、内容がないこと自体が売りになるということもあると思うのだ。
どこかで見たような設定やキャラというのは、若い人には信じられないかもしれないが、たとえば私が「スペースコブラ」を見た時に感じたことであった(あれはキャラはアダルト・ウルフガイ、背景はキャプテン・フューチャーあたりだろうと。いや、ウルフガイだって過去作の影響はつよいわけだが)。毎年毎年大量に作品が作られているので、若い人は過去の作品を全部見たり読んだりすることが不可能なのである。そこで過去の作品のよさそうなところうまくつまみ上げた新作というのはそれなりに需要があるのだと思う。
まあ、昔の傑作を時代背景が失われている現代人が見ても面白いと感じられないだろうし、新しい時代背景で焼き直すこともありではないかと。
そんなことを書くのも、ファンの絶対数が多い作品をけなすのが怖ろしいからでもある。まあ、歳を取るといろいろ諦めのこころが身に付くのである。