ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:アンデッドアンラック

漫画原作の異能力バトルアニメ。

ジェットコースターのようなストーリーで、ほぼいつもクライマックスのように思えながら、すぐに脇道にそれるというか、脇道に見えたものが本道で、またクライマックスになるという流れが繰り返される。

しかし、俺はこのアニメをおんぶアニメと分類したい。他にこの分類に入るアニメは防振りくらいだが、二つあればジャンル形成には十分である。あっちは数回だけのおんぶだったが、このアニメではほぼいつもおんぶしているので、これぞおんぶアニメと言える。正確には風子が後ろから抱きついて(しがみついて)いる。

アニメは24話でオータム戦の終わりだが、一区切りという気はするが、まだまだ続く途中であり、終わった感はない。とはいえ、常にクライマックスというこの作品の構成上、どこで切っても終わった感はないであろう。これは俺の想像だが、たぶん作品全体の十分の一くらいまでストーリーが進んだところではないだろうか。

 

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全裸率が高いのもこのアニメの特徴だが、なんか服まで再生しているシーンを1回見たような記憶があるんだが、気のせいかもしれない。

アニメ感想:忍ばない!クリプトニンジャ咲耶

これが今期(前期から)で意外にも面白かったショートアニメ作品。

重要なのは、どんなにシリアスに流されようともギャグを忘れない心。

最初はギャグで始まって、それからシリアス展開かと思いきや、やはりギャグを続けていて、でもストーリーとしてはシリアスっぽい。かと思っていたら、次は戦闘シーンと思わせて戦わなかったり、予想を裏切って来る。

たぶん、アクションを期待する人は欲求不満になるであろう作品。

 

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アニメ感想:薬屋のひとりごと

なろう系原作のアニメの2期じゃくて2クール目。

中世中国風の世界を舞台にした現代ドラマという印象であった。魔法はない。転生でもないが、現代知識無双の要素はある。

後宮はともかく花街の描写とかが、現代風というか一昔前の現代風。2024年現在の性倫理より開放的だと感じた。

そして3期じゃなくて2期へと続くのであった。

 

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アニメ感想:ぽんのみち

なんというか、麻雀ものとしてもご当地観光ものとしても中途半端だったという印象である。

ほとんど麻雀しないが、イカサマはするとか。まあ、今は手積みの時代じゃないので、完全にネタとしてのイカサマなんだけど。

主に麻雀漫画のパロディかなぁ。それも中途半端な印象が強い。水着回では「科学する麻雀」を読んでいたけど、理論的な方向でも中途半端というか。

お嬢様も金の麻雀牌とかを作ったけど、それだけのネタで終わったし。

特に途中で切るような理由もなかったので最後まで見てしまったが。

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アニメ感想:葬送のフリーレン

だいたい俺はへそ曲がりなところがあって、世間で評判のものには反感を持ったりする傾向がある。

ベストセラーとか聞くと却って読みたくないと思うタイプなのである。ところでこの世のベストセラーとなるのは文芸書よりもビジネス書のようだ。つまり、人類はビジネス書が好きらしい。そしてそれはネットでは役に立つまとめサイトという形をしていたりする。もっともらしい経験談から誰にでも役に立つ一般法則が導き出される。

そういうビジネス書やまとめサイトにあるような名言がフリーレンには溢れている。もしまだ企画されていなかったなら、今から企画すれば売れるはず。「フリーレンから学ぶビジネスの極意」とか「フリーレンにみる人との接し方」とかそういう手の本。

いやいや、漫画やアニメの名言って俺にとってはそういうものではない。「だが、断る」とか「この世に自分ほど信じられんものがほかにあるか」とかいうものであって、人生やビジネスの役に立つものであってはならないのだ。

フリーレンの世界の魔法は経験知の蓄積なので、長く生きている方が魔法に詳しい。ゾルトラークとか言っても、それは一時の流行ですぐに忘れられてしまうはずだ。すごく便利な洗濯魔法が戦争の時代には忘れられてしまったように。平和な時代には戦闘魔法は忘れられるのだ。短い目で見ればその時に必要な魔法が発達するが、長い目で見れば何度も忘れられたり復活したりするのである。

ひとつひとつの言葉は経験に基づいてもっともらしくても、知識の体系がない。俺はビジネス書というのはそういうものだと思っている。

 

魔法の世界

魔法の世界

  • 種﨑敦美
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アニメ感想:即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

面白かったよ。

見る人を選ぶと思うが、まさに俺こそは選ばれた者

修学旅行バスがトンネルを抜けると異世界だった。みたいな、クラス全員転生(転移)だが、主役の高遠夜霧は転移前からの即死能力者。一言で相手を殺すだけでなく、敵意に自動反応して相手を殺してしまうので、不意を襲っても即死である。

これは俺ツエーみたいだが、俺ツエーの構造にはなっていないと思う。俺ツエーものは、プロレスみたいにまず相手の技を受け(またはかわし)て、それからこちらの技をかけるところがあるが、高遠夜霧の即死能力は相手が技(スキル)を出す前に殺してしまうから。

まあ、口上を述べるくらいの時間がある時もあるが、口上の途中で殺してしまうこともある。

異世界は中世風の世界と現代(さらに未来?)が混ざっているような世界である。なんか人工の世界らしい。そして、ゲーム世界ではないようだ。高遠夜霧が強すぎるのでゲームにならない。

高遠夜霧はためらいなく人(同級生も)を殺すが、異常者という風ではなく、常識には欠けるが普通の人間っぽい。声優さんの演技も合っていると思う。かなりいい

そしてヒロインの壇ノ浦知千佳も常識人のはずだが、けっこう高遠夜霧の即死能力を受け入れている。この二人の会話が俺は気に入っている。

なんといっても壇ノ浦知千佳の守護霊の壇ノ浦もこもこがよい。一番常識がないのはこのキャラ。ベストバイプレイヤーだろう。助演女優賞をあげたい。

しかしだ、ストーリーや設定はよく分からない。展開が早過ぎてなにがなんだか。これを説明する。神作画とか言われる、よく動くアクションシーンを動体視力の低い俺が見ていると何が何だか分からないことがあるが、それをストーリーでやられた感じである。

そこも気に入っているのでよいのです。

最終話のタイトルが「自分の好きなように力を使えばいいんだよ」で、これはなんかフリーレンの登場人物が言ってもおかしくないセリフのように思える。しかし、作中でこれに続くセリフは「気に入らない奴を殺してもいいし」なのである。

とてもよいと思うが、原作を読もうという気にはならない。俺にとってはアニメとの幸福な一期一会であった。

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アニメ感想:BLUE GIANT

dアニメストアで見た。

漫画原作のアニメ。傑作。でもBLUE GIANTは作中で言われたような青色巨星というよりもブルーノートからではないかと思う。ジャズの最高級の店「SO BLUE」の名前も。

ジャズは自由でいい。でも、SO BLUEというのが高級な店で、この映画のなかで主人公3人は貧乏な設定になっているが周囲の大人たちは金持ちで上品なんだよね。ジャズの自由は束縛のない自由。周囲から与えられた自由というか。このアニメには悪人は登場しない。それどころかライバルもいないし、深刻な対立もない。自分たちの内部の問題と、完全に外部要因である悲劇。それも比較的簡単に乗り越えられる。いや、別にそれが悪いという訳ではない。2時間のアニメとして無駄な部分がなくまとまっているし音楽も映像もよい。でも束縛のない自由という印象は残る。

それに対してロックは束縛を打ち破る音楽という気がして、ジャズは気持ちいいけど、ロックは俺としてはもっと共感するというか。なんというか。(うるさいとも思うけど)

でも、それは日本での話で、たぶんこの映画になった部分は漫画では序章に過ぎない。宮本が海外に出てからが本編という気がする。

 

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