ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

映画感想:醜女の深情け

踏み台昇降をしながらチャップリン全集を消化するシリーズ。舞台で人気のあった作品を映画にしたものらしい。長い。字幕の説明が多い。途中で疲れたので、2回に分けて見た。

チャップリンは脚本でも監督でも主演でもなく助演。主役はマリー・ドレスラーの演じる田舎娘のティリー。チャップリンはなんというかチンピラシティボーイという役どころ。田舎に来たチャップリンが犬に「取ってこい」をさせていたティリーの投げた棒に当たって倒れ、ティリーに看護される。ティリーは農家の娘だが何故かその親が札束を持っているところをチャップリンが見てしまう。駆け落ちしようというチャップリン。親の金を持ち出させて二人で都会に出てくる。都会に出た田舎娘のドタバタ喜劇をやる。初めて酒を飲んで酔っ払うティリー。酔ったすきに持ち出した金を奪って逃げるチャップリン。酔って暴れたティリーはブタ箱に(トラ箱かも)。金を得たチャップリンはガールフレンド役のメーベル・ノーマンドとよろしくやる。

ティリーのいる警察にティリーの叔父から電話がかかってきてティリーは釈放される。叔父は金持ちの銀行家であった。しかし家を出てきたティリーは気まずいので田舎には帰らずにそのまま都会のレストランでウェイトレスか掃除婦かそんなものをやって働く。一方、銀行家の叔父は趣味の登山に出かける。

チャップリンとメーベルが公園で悪党二人組という感じでドタバタをやっていると、登山に行った銀行家が遭難して、田舎娘のティリーが財産を相続したという新聞記事を目にする。これはチャップリンだけが見た。チャップリンは慌ててティリーの働いているレストランに行きすぐに結婚しようと行って引きずるようにして牧師のところに行きたちまち結婚してしまう。

新婚二人は銀行家の邸宅でパーティ(銀行家が死んだばかりなのに)。しかし実際には銀行家は死にかけたものの生きていたのであった。そんなことも知らずに田舎娘はパーティで馬鹿騒ぎ。遅れて新聞記事を見たメーベルがパーティにメイドとして潜入。馬鹿騒ぎのすきにチャップリンとメーベルがいちゃいちゃしていると、ティリーに現場を見られる。荒れ狂うティリーは拳銃を撃ちまくる。そこに銀行家が帰ってきて、馬鹿騒ぎをしていた一同を追い出す。屋敷の中は滅茶苦茶になっていて怒った銀行家はティリーを逮捕しろと警察に電話する。(ティリーじゃなくてチャップリンたちかも)。警察と追いかけっこ。そしてティリーや警官が海に落ちる。チャップリンは落ちない。ティリーをロープで助けようとして途中まで釣り上げては手が滑って落とすとかいうギャグを何度か繰り返す。水上警察も海の上でドタバタする。最後はティリーが結婚指輪をチャップリンに返し、チャプリンはそれをメーベルに渡して仲直りしようとするも、メーベルはもうチャップリンに愛想をつかしていて追い出される。そして最後はまさかのメーベルとティリーの百合エンド

ja.wikipedia.orgWikipedeaに書いてあるあらすじと、俺の見た話はかなり違う気がするが、俺は実際に見たと思ったストーリーを書いているだけなのだ。メーベルの悪女っぽい演技がいい。

アニメ感想:ストライク・ザ・ブラッドIII

TVアニメ化後も順調にOVAが出続けているラノベ。まあ、ワンパターンと言えばワンパターンだが、決め台詞もある。吸血鬼が主人公だが自身の能力というよりも、召喚獣で戦うというシステム。主人公以外(主にヒロインたち)も特殊能力者で(すこしエッチな)異能バトルものである。

今回でメインヒロインともかなり公式に結ばれたし、舞台の絃神島の状況も一旦落ち着いたのでこれで終わりかと思ったら、まだ次のOVAがあるらしい。(配信で見ているので1年くらい遅れている)

世界の状況はかなり複雑なので、原作ラノベを読んでいないと少しわかりにくい、が、気にしないで見ている。(少しエッチな)異能バトルものとしては、ツッコミどころがほとんどなくて、しっかりした作品である。

 

 TVシリーズの初期にはわりと普通の人間だった藍羽浅葱矢瀬基樹がシリーズが進むにつれてだんだん常人離れした本性を表してきて普通の人がいなくなっていくのがやや問題かも。

たぶんラノベファンにとってはOVAでのアニメ化が継続されていて遅れていてもネット配信もされるというのは理想的な状況ではないだろうか。俺は原作読んでないけど。

 

アニメ感想:映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪

相変わらずラブラブなのぞみココ。そして懐かしいブンビーさんの登場。お笑い芸人よりはブンビーさんの方がずっといい。まあ、ブンビーさんはレギュラーだからね。

前作映画につづき、観客参加システムになっている。ネット配信で見ると参加できないわけだが、まあ、そんなに気になるほどではない。見てから感想を書くまでに間が開いたのでかなり忘れている。

 

 

アニメ感想:映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!

「非常に厳しい」ところがある。でも、久々にプリキュア5を見たので懐かしいという気持ちが大きい。

なんと始まってすぐにラブラブモード全開ですよ。妖精がイケメンでラブラブというのがプリキュア5の特徴ですな。それも2タイプのイケメンが揃っているところが少女漫画っぽい。まあ、私も大人ですから、そこは微笑ましいと思うのです。

で、非常に厳しいと思うのは、お笑い芸人がゲスト出演しているところなのですよ。お笑い芸人の芸はお笑い芸人の芸として見ればいいのであって、アニメにゲスト出演するのは鬱陶しいというか、非常に厳しい。まあ、大昔のアニメでもその時流行っていたギャグを取り入れたりしているので、昔からやってることなんだけどね。いや、実は私はお笑い芸人の動画はまったく見ないので、この作品に登場している人が本当にお笑い芸人なのか知らないんだけどね。TVシリーズの時にもあったんだよなぁ。それがプリキュア5の最大の問題点だ。

映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!【通常版】 [DVD]

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アニメ感想:ふらいんぐうぃっち

今頃、最後まで見たのである。いや、実は放送時に配信で1話を見たのだが、なんと1話の途中で切ったのであった。dアニメストアでまた配信されたので1話を見てみたら、これは主役木幡真琴の天然ボケを楽しむアニメかと思ってその後の話も見たのであった。

結果的には、天然ボケよりもやはり桃源郷的な異世界東北の話であった。桃源郷というか、ユートピアというか、天国というか極楽というか、異世界転生ものの異世界を中世風から東北風にしたような世界。すべての人が善意に溢れていて悪い人が一人もいない世界。自然はただひたすらに美しく恵みにあふれている。主人公の姉の木綿茜はちょっとトラブルメーカーだけれど、まったく悪意はなくて、彼女に迷惑をかけられた人も最終的にはまったく恨むこともなく終始なごやかで微笑みに包まれている。

第1話で東北の街にやってきた木幡真琴は、降ったばかりの雪ではなくて道端に残っていた(あるいは積み上げられていた)雪を見て、あまりにも純白で美しいのでその雪を食べようとするのである。黄泉戸喫(よもつへぐい)だと最初に見たときに、私は思ったものである。今回は真琴のとんでもない天然ぶりを示すエピソードだろうと解釈してその後の話を見ることが出来たというわけ。

アニメを最後まで見てみると、やはりこの世界は理想郷であり、そして理想郷というのは死後の世界でもあるというように解釈した。天国という言葉だって理想郷であり死後の世界でもある。宮沢賢治作品も風刺的な意味が少なく理想を描く度合いが強いものは、死後の世界っぽさがある。宮沢賢治は仏教の人だから理想郷は極楽浄土であろう。このアニメも天国とか極楽を描いているというのが私の解釈である。東北鎮魂のアニメだ。

 

第1話 6年振りの不思議

第1話 6年振りの不思議

  • 発売日: 2016/04/13
  • メディア: Prime Video
 
ふらいんぐうぃっち コンパクト Blu-ray BOX

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  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2018/12/19
  • メディア: Blu-ray
 

このアニメで草取りをするシーンがあるが、かなりの広さの場所なのに手で草を取っている。除草剤や草刈り機を使わないのは自然主義者の理想郷だと考えれば理解できるが、草取り鎌も使わないのである。これは鎌が死神の鎌を連想させるので、この世界の人たちは無意識のうちに鎌を怖れて使わないのであろう。後の山菜採りのエピソードでも鎌を使わないのでこの解釈は補強された。

第1話の題名からして「6年振りの不思議」で放送が2016年だし、原作漫画が2012年からの連載だから、私の解釈でいいはずだ。東北関東大震災で死んだ人たちが震災が起こる前の生活を理想郷東北で続けているという話なのだろう。

アニメ感想:警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-

男性声優陣の声を楽しむためのアニメ。

狼男とかそういうモンスターが普通に生きている現代社会風の世界。コードネーム「サムライ」の吸血鬼の女性は刀で何でも切ってしまうというようなマンガ的な単純な世界観である。なんて言ったっけ?わざと安っぽく作られた世界のことを。そういうわざとやっている安っぽさだと思ったし、「ニンジャ」ベルメールが、なんでもかんでも「忍者ですから」という説明にならない説明で片付けるのもそういう世界観だと思っていたのだが、不思議なことに途中から陰謀渦巻くような感じになってきて違和感を覚える。俺の作品世界に対する解釈が間違っているのかも知れない。もうなんというか全てのセリフに違和感を覚えるようになってしまった。「忍者ですから」だけが救いである。

ともあれ、一ノ瀬栞役の津田健次郎とかボス役の森川智之とか敵のウォーロック役の平田広明とかみんな魅力的な声である。でもセリフは薄っぺらいと思うんだけどね。俺にはやはり「忍者ですから」の小澤亜李がいいね。だって忍者ですから

 

File.01「一は凶兆を、七は幸運を」
 
警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ- 第1巻 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA アニメーション
  • 発売日: 2019/12/25
  • メディア: Blu-ray
 

 

映画感想:チャップリンの「アルコール先生ピアノの巻」と「他人の外套」

踏み台昇降をしながらチャップリン全集を消化するシリーズ。

アルコール先生ピアノの巻:シリーズ物らしいタイトルだがよく分からない。チャップリンと相棒がピッチャーみたいな入れ物からビールを飲んでいるのかと思ったら、ニスだったらしい。相棒を騙してニスを飲ませたということか。ピアノ販売店で金持ちが(2台目の)ピアノを買い、同じ店で貧乏人がピアノの代金を滞納してピアノを回収すると言われる。ピアノ販売店からチャップリンたちにピアノ運搬と回収の依頼が来る。二人はピアノを馬車(ロバの荷車)で運ぶ。ピアノを二人で運ぶことに関するギャグ。道路には乗用車も停車しているので、乗用車はあるが高級で、荷物を運ぶのは馬やロバの荷車なのかも知れない。で、二人は回収先と運搬先を間違える。ピアノを抱えて階段を登るところがギャグとか、ピアノの置き場所で揉めている間チャップリンがずっとピアノを背負っていたら体が曲がったままになるとか。そして金持ちの家からピアノを勝手に回収したところで突然フィルムが切れる。後から一部のみ発見されたフィルムということである。

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他人の外套:持ち物取り違えギャグ。散歩に行こうとする男に、知り合いらしい若い女が手紙を出してきてくれと頼む。手紙の内容は恋人と公園で待ち合わせをするというもの。一方チャップリンは奥さんと赤ん坊のいる男。赤ん坊にお土産を買ってきてやるとか言って出かける。昼になって散歩男はランチ25セントの食堂に入り、コートをコート掛けに。後から来たチャップリンも同じ食堂に入りコートをコート掛けに。チャップリンは食事中の老人のパンを無断で食べたり、手を老人の伸びた顎髭で拭ったりひどい。老人は出ていきその席でチャプリが食事。隣の席は散歩男でスベアリブの骨を投げたりスープを掛けたりしてドタバタ。散歩男は怒って出ていく。このときコートを間違える。チャップリンの家では奥さんがアイロンを掛けている。なんかバシャバシャ水をかけたりして酷いがギャグなのか当時のアイロンの掛け方なのか不明。チャップリンが帰宅。奥さんは、赤ちゃんへのお土産は何かしらと思ってコートのポケットを探ると逢い引きの手紙があり怒ってチャップリンを追い出す。散歩男の妻はなにか心配になって公園に行き、散歩男と出会う。散歩男は少し妻と話した後なぜかどこかに出かける。追い出されたチャップリンが公園に行くと散歩男の妻がベンチにいるので愚痴をいう。奥さんが赤ん坊を抱えて追いかけてきてドタバタ。逃げ出したチャップリンは散歩男と会ってドタバタ。また奥さんが追いかけてきてドタバタ。一人になった散歩男の奥さんは男が置いていったコートから哺乳瓶を発見して隠し子がいると思う。ドタバタした後、お互いのコートを間違えたことが分かり二組の夫婦は別々に。チャップリンの奥さんは逢い引きの手紙が散歩男のものだとわかり、返しに行く。散歩男の奥さんが怒ってドタバタ。チャップリン夫婦は仲直りしてハッピーエンド。

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