男性声優陣の声を楽しむためのアニメ。
狼男とかそういうモンスターが普通に生きている現代社会風の世界。コードネーム「サムライ」の吸血鬼の女性は刀で何でも切ってしまうというようなマンガ的な単純な世界観である。なんて言ったっけ?わざと安っぽく作られた世界のことを。そういうわざとやっている安っぽさだと思ったし、「ニンジャ」ベルメールが、なんでもかんでも「忍者ですから」という説明にならない説明で片付けるのもそういう世界観だと思っていたのだが、不思議なことに途中から陰謀渦巻くような感じになってきて違和感を覚える。俺の作品世界に対する解釈が間違っているのかも知れない。もうなんというか全てのセリフに違和感を覚えるようになってしまった。「忍者ですから」だけが救いである。
ともあれ、一ノ瀬栞役の津田健次郎とかボス役の森川智之とか敵のウォーロック役の平田広明とかみんな魅力的な声である。でもセリフは薄っぺらいと思うんだけどね。俺にはやはり「忍者ですから」の小澤亜李がいいね。だって忍者ですから。