ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:ガリレイドンナ

dアニメストアで見たノイタミナ枠のアニメ。

 なかなかいいアニメです。星月かわいいし、金魚もいい。

だが、しかし。俺は偉人が大嫌いなんだよね。まあ、ガリレオは嫌いじゃないけど、ガリレオ自身なかなか立ち位置の難しい人である(その後のニュートンが偉大過ぎる、地動説はコペルニクス、望遠鏡は改良)。このアニメ、ガリレオ要素なくても良かったんじゃないかと思うんだけど。

俺は偉人が嫌いなあまり、アニメRODもなんだかちゃちに思えるし、アニメを見る上でいろいろ損をしているのだが、まあ、仕方がない。ドイツが第二次世界大戦に勝っていたら、ヒトラーは間違いなく偉人に数えられてますよ。

でも、星月かわいいし、まあ、面白アニメでしたよ。

 

アニメ感想:この素晴らしい世界に祝福を!2

けものフレンズに持って行かれた感はあるけれど、このすば!2も悪くないできですよ。この予算とこの品質でしばらく続けられるのではないでしょうか。

 

 ダクネスがひどくなっているけれど。登場したきりあまり活躍していない、というかそれがネタでもあるが、ゆんゆんの話もありそうだし、ネタに困れば爆炎から持ってくることも出来そうなので、年に1クールくらいのペースでだらだらと続いて欲しいものである。

読書感想:江戸川乱歩の推理教室

図書館で借りた本。ミステリー資料館編で、江戸川乱歩が関わって編集されただいたい二十枚の短編でパズルに特化した作品集。

江戸川乱歩の推理教室 (光文社文庫)

江戸川乱歩の推理教室 (光文社文庫)

 

古いけれども、パズルのネタとしては現代でも通用するようなもの。いくつか子供向けの推理パズルに使われているかも知れないが、こちらの方が元ネタに近いはず。

また、江戸川乱歩による子供向けの推理クイズも収録されている。

パズル物ではあるが、パズル部分よりも落ちが面白いという作品もある。飛鳥高の「無口な車掌」はパズルとしてはどうかと思ったが、オチは面白かった。

全体としては物足りない感じはする。資料としての価値かな。

読書感想:大魔導師の召喚

図書館で借りた本。魔法をプログラムするという非常に興味深い設定が使われている。しかも元にするのはForth言語。

大魔導師の召喚―魔法プログラマー@ウィズ (ハヤカワ文庫FT)

大魔導師の召喚―魔法プログラマー@ウィズ (ハヤカワ文庫FT)

 

なのだが、この表紙を見て欲しい。なんかハーレクイン・ロマンスっぽくないですか?

スターウォーズネタも入っているのですが、映画っぽいんですよ。それもB級映画みたいな印象が強い。っていうか特撮かな。

「その頃、敵の本拠地では……」という感じで、敵がこれから何をしようとしているのか、要所要所で親切に教えてくれるのです。なんだろう、この感じ。「命授けよ!」とかやっていたのは特撮かと思ったらライディーンだった。アレですよ、「魔空空間発生!」とかやっている敵の本拠地の様子みたいなんですよ。しかもまたそのシーンが短い。敵のシーンが6行だけとかあるし、更に一人登場人物の回想シーンのはずなのに、その中に敵のシーンがあるという念の入れようだ。

ラノベでこういう構成は見たことない気がする。日本のラノベは優秀だ。まあ、編集が付いていたら、敵の本拠地のシーンをカットするように指示するでしょう。それだけで、話に緊迫感が出る。

そして最後もハーレクイン・ロマンスみたいに終わる。ごめん、俺ハーレクイン読んだことなかったわ。全体の1%くらいは、魔法プログラムのシーンが有るのでそこが読みどころだ。

あー、ヒロインはツンデレです。なんか、最後の最後で唐突にデレる。

ボックスワインの問題点

以前の記事でボックスワインを飲んでいると書いたのだが、若干の問題点があるのでちょっと書いてみる。

ad2217.hatenablog.com

 この時買ったボックスワインが終わりかけ、もうグラス半分くらいだから飲んじゃおうと思って注いだら思った以上に残っていて、飲みすぎた。最後にどのくらい残っているか見えないのが問題である。また、最後はそのままではちょろちょろとしか出てこないので箱を傾ける必要がある。

もう一つの問題は、澱があった場合である。ボトルなら静かに注いで澱を残すらしいが、ボックスワインは最初は勢い良く出る上に、底に注ぎ口があるので、最初に出る澱が避けられないのだ。

ティーバッグの袋とかを使ったら澱を濾せるだろうか。まあ、最初の数杯で澱は出尽くしてしまうのだが。

ゼンミ 無漂白タイプお茶パック60枚入

ゼンミ 無漂白タイプお茶パック60枚入

 

 白ワインなら澱はないはず。しかし白は冷やして飲みたいのに、ボックスワインを冷蔵庫に入れるとかなり体積が専有されてしまうのも悩みどころである。

ボックスワインってみんな3Lかと思っていたけど、2Lのボックスワインもあるようだ。これなら冷蔵庫の専有体積が多少少ない。だが、安さでは3Lの方が安いんだよなぁ。

J・P・シェネ シャルドネ 白 2L BIB(バッグ・イン・ボックス) [フランス/白ワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]

J・P・シェネ シャルドネ 白 2L BIB(バッグ・イン・ボックス) [フランス/白ワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]

 

 

読書感想:鍵のかかった部屋

図書館で借りた本。貴志祐介の密室ミステリ短編集。

鍵のかかった部屋 (角川文庫)

鍵のかかった部屋 (角川文庫)

 

 パズルミステリーというべきか。正統密室物。密室トリックとしては十分水準をクリアしていると思う。まあ俺はミステリマニアではないので、類似トリックがあるかどうかは知らないけど。

ただ、貴志祐介の他の作品レベルに達しているかどうかは、貴志祐介に期待するものが大きいならばそれだけ期待はずれ感があるかも知れない。故意にやっているのかどうか分からないけど、どうもパズルミステリに対する批判的な側面があるような気がする。密室の謎の提示から解決までの流れがなんかすんなりというか、だらだらというか。タメがないというのだろうか。

推理showみたいにする必要はないにしても、謎の提示、間違った解、正解という区切りが欲しい。短編という制約はあるにしても、密室の謎から正解まで流れが続いてしまうのがどうも。まあ、そこもワザとやっているという可能性を勘ぐってしまうのだが。

読書感想:悪夢はダブルでやってくる

主人公は「あなた」の実験小説。(ただし、あなたは男)

悪夢はダブルでやってくる

悪夢はダブルでやってくる

 

 とは言え、実験小説としては十分に読みやすい。どうも、浅暮三文という小説家は実験小説と娯楽小説の融合を狙っている節がある。どんな小説であれ、娯楽性と読みやすさは重要なのだ。

しかし、読書家というのはひねくれもので中には読みにくい小説を好んで読む変わり者もいる。そういう変わり者が読みにくさを期待して、あるいは実験の先鋭性を期待してこの本を読んだとすれば、落胆するであろう。

週刊誌連載で実験小説で娯楽性が高いという難しい点を十分にクリアしている本作ではあるが、その分、尖っていないとも言える。区切り区切りにあるイラストは実験というよりも作者のユーモア。まあ、二人称小説という点とも関連してはいる。