ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

漫画感想:異世界キャバクラ

これは面白かった。(まだ連載中13巻まで読んだ)

キャバクラ漫画というジャンルがあるような気がする。全然読んでないけど。そしてキャバクラにも入ったことがないし、今後も行かないであろう。話のネタに1回くらい行ってもいいかも知れないが、どうもキャバクラはタバコ臭いという印象があってたとえ金が余っていても行く気にならない。

この漫画では、営業中のキャバクラが店ごと異世界転移する。そして電気ガス水道は不思議なシステムによってそのまま使えるようである。錦糸町のキャバクラというのが、重要らしいが詳しくないので分からない。歌舞伎町でも六本木でもなく錦糸町、そこが重要なポイント。

異世界の街で、錦糸町のキャバクラが営業を始める。キャバ嬢の生きる道は他にない。異世界の酒や料理はおいしくないので、店に来た客には評判が良い。しかし、電気ガス水道は使えるようだが、食材と酒はなくなるので仕入れが必要。食材はふつうに街で売っているが、いい酒は探しに行く。

というわけで、エンタメしている。問題が発生してそれを解決するという流れがあるのだ。異世界の住人もキャバ嬢に採用するという点では、キャバ嬢の常識のない異世界の女性に教育する学習漫画的な側面もあるが、学習よりもキャバ嬢の生き様的な面が強いので面白い。

ドレスが傷んできて新調する必要があったり、化粧品もなくなってくるとか、問題も次々に発生するが、後半はやはり異世界要素は減ってきてキャバクラ物としての要素が強い気はする。ドレスや化粧品より生理用品の方が問題だと思うが、それには触れていない。

店に来ていたホストも巻き込まれて転移しているが、途中から日本に戻る方法を探しに出かけていなくなった。

主役のキャバ嬢の千景もいいキャラである。店のNo.3という立ち位置であるが、途中で一度ランクを下げたがすぐに戻ってほぼずっとNo.3である。No.1を目指すという意志はあるが、そこまでギスギスしていないというか、千景は客を大切にして、無理な出費はさせないという態度なのが好ましい。

そういや、酒は探しに行ったが、タバコは出てこないようだ。キャバクラで出す売り物じゃないからか。素晴らしい。(それとも見逃したかな)