よくできている。
2期はトウカイテイオーとメジロマックイーンの二人の話を中心にライスシャワーの話を交えたり。これ基本的には実在の競走馬の戦歴に基づいているので、それを知らないと予想外の展開になる。ふつうのストーリー展開では考えられない意外な展開なのが面白い。
頑張っている描写があれば結果が出るはずだが、そうは行かないので競馬がギャンブルとして成立しているともいえる。
アニメ作成時点ではレース結果がどうなるか分かっているので頑張っている描写をなくしてレース結果となった原因を描写するようにすればリアリティは増すかも知れないが、意外性はなくなる。どうも当時の競馬ファンの心理に基づいて頑張っている描写とかを描いているように思える。つまり視聴者が当時の競馬ファンの心理を追体験するように作られているのではないかと思うのである。
一方で事実と異なる描写も入れて、こうなっていたらよかったのにという競馬ファンの気持ちにも応えているようだ。
しかし、1期2期ともに怪我が話の中心になってしまうのはサラブレッドの宿命とはいえ悲しいことだ。