なぜ今頃1話感想かというと、今頃見たからなんですね。
PAワークスの「働く女の子シリーズ」というやつらしい。実を言うと私はこのシリーズが嫌いなのです。まあ、シリーズ名も嫌い(ジェンダー的に)。最初の作品の「花咲くいろは」が家業を継ぐ話(実際には継がない)なのが個人的にたまらなく嫌。
でも、二作目のSHIROBAKOは大好き。というか、俺の脳内ではSHIROBAKOは働く女の子シリーズではない。というのは、このシリーズに本来つけるべき名前は「地方で働く女の子シリーズ」であり、SHIROBAKOはそれから外れるからである。
三作目は地方再生の話らしいのでパスした。
ではなぜ今作を見たのかと言うと、今期は何を見ていいか分からなくてうっかりサムネイルの見栄えのいいものを選んでしまったからである。1話を見た限りでは沖縄の水族館で働く元アイドル志望者の話らしい。ほら、やはり地方で働く話でしょ。
この作品にひっかかる点はもうひとつあって、それは水族館が舞台であるということ。個人的に日本の(日本に限らないかも知れないが、ちゃんとしているところもある)水族館の問題を気にしているからである。
野生動物をばんばん狩猟して剥製にしたり、毛皮にしたり、見世物にしていた時代ならともかく、現代では野生動物は保護の対象であり、動物園や水族館が野生動物を飼育展示する前提として、保護と研究と教育が目的となっているはずなのだ。しかし実態としては見世物であり、保護どころか見世物として消費しているに過ぎない。
私の希望としては、水族館を舞台にするならば絶滅危惧種の繁殖に取り組む研究的飼育員が主役になって欲しいところである。
でも、まあ、2話もみるんだけどね。