ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

夏休みのアニメ再視聴

今はどうだか知らんが、わしの若い頃はアニメはよく再放送をしていたし、特に夏休みにはよく再放送をしてたものじゃ。

というわけで、勝手にアニメ再視聴してみた。

キディ・グレイド

やはりキディ・グレイドは傑作じゃのう。TVシリーズ3回目くらいか。劇場版も(ネット配信で)みたけど。まあ、いろいろ詰まっている設定なのでもったいないと2期がつくられたけど、1期を超えるには至らなかった。OP曲だけでもうこの世界に入れる。超能力とバディもの。百合とかシスコンとかいろいろなタイプのカップル=バディが登場するし、宇宙船の人工知能もいい。飛行タイプから変形するロボット(ドナシュラーク)も、こう書くとマクロスバルキリーみたいだけど、かなり独自性があっていい。自立タイプで操縦はしないけど、飛行機械として搭乗はするとか、ワイヤーアームとか。テラフォーミングもあれば、ナノテクもある(ナノテクは詳細説明なしなのでよくわからんけど)。支配階級との対立や政治抗争もあるし、巨大宇宙船も登場するし。

構成も無駄がなくて2クールを一気に見てしまう。

キディ・グレイド DVD-BOX 1 (初回限定生産)

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 問題はパンツアニメな点で、エクレールのパンツ見えすぎ。リュミエールはパンツが見えるとか見えないとかいう以前のコスチュームだし。しかし、これはたぶん制作陣のこだわりなので仕方がない。なにしろロングショットでもきっちりエクレールのパンツが見えるような構図になっていたりするから。

彩雲国物語

彩雲国も、最初に見たのは十二国記の代わりだったけど、いやこれはある意味十二国記より安定していていい。やはり十二国記は小説でも最初の部分がなかなか読みにくい。陽子が王になってからは安心して読めるが、それまでの部分が少しつらいからね。物語構成上は必要だとしても。

その点、彩雲国の紅秀麗はアニメの主人公らしい性格で、安心して見ていられる。ぶれているのは紫劉輝の方だけど、これもほんの最初だけだし。女性官吏への道が厳しいというのは、ちょうど今話題の医大受験問題とも絡んでホットなテーマだ。(いや、昔からずっと変わらずに女性差別の問題が続いているだけなんだが)

まあ、1期3クール、2期3クールあるので、全部見るにはやや長い。しかも原作はさらにそのあとまで続いているし。でも長く楽しめるとも言えるし、原作もちゃんと完結しているので問題なし。

 

 

 SHIROBAKO

やはりSHIROBAKOは面白い。すごく構成が考えられていると思うのだが、なぜか1話冒頭の高校部活部分が一番つまらない。まあ、女子高生を出さないとならないという束縛か。しかしどう見ても、この4人組は卒業してからの方が魅力的である。宮森がビール飲んでいる姿とか実にいい。むしろ、年齢制限で後輩二人の飲み物がノンアルコールになっているのが残念だ。劇場版の予定が発表されたので、劇場版ではもっと飲酒シーンが見られるかも。劇場版の時間制限内に収まるか不明だが。

そして、このアニメではおっさん大活躍。伝説のあの人の活躍シーンはもちろんのこと、働かない髭仙人もいいし、すねている大倉さんもいい。撮影監督の佐倉さんはイケメンでそこそこ裕福な生活をしていてセリフも格好いい。このアニメの男性はそんなに顔をよくしないのに珍しい。モデルがすごいイケメンなのか。

好きすぎて語りにくいのだが、作中作エクソダスの中のセリフ「現実主義者の河童!」というのが妙に印象に残っている。夢を描くアニメの現実との対比かも知れない。

2クール作品。1クールの終わりで「いい最終回だった」感から2クールで新作を作り始め、再び怒涛の展開になるところが実に素晴らしい。

 紅殻のパンドラ

いや、面白いでしょこれ。漫画は続いているけど、2期はなさそうな気配が哀しい。

百合と簡単作画がいい。いや、この作品の素晴らしいところは簡単クラリンですよ。SHIROBAKOを見たあとだと、もうね、簡単クラリンが本当に素晴らしく見えるのです。この手法はもっと使っていい。まあ、俺はおっさんだから、漫画のデフォルメ大好きなので。