ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:彩雲国物語15 暗き黄昏の宮

全体の半分以上、主人公の紅秀麗が登場しない。

なんか、陰謀とかいう感じで見せてきたけど、実はみんないい人とかいうオチになりそうな気配がする。

ところで、私は彩雲国物語の官吏の物語だと思っていたが、どうも違うような気がする。というか、封建時代の官吏って何が仕事なんだ? 私が第一に思うのは徴税関係で金や穀物賦役を取り立てる。その割り当てとか集めた者や人を適当なところに割り振ること。

でも徴税人は嫌われるので、主人公にはやらせられない。外交官も官吏だけど、彩雲国は外国とは国交もないし戦争もしていないようだ。戸籍とかも基本は徴税のためだろうし。

現代の福祉国家とは官吏の仕事がかなり違うと思うんだよなぁ。

あとこの巻はかなり超自然的な事件が起こっている。けれどそれがストーリー的に必要なのかどうかよく分からない。

なんか、アニメで満足しておけばよかったという気がする。