歳を取るといろいろなものが若い頃とは変わってしまう。子供の頃は、周波数はcycleという単位だったのだが、Hzに変更になったのである。今やcycleとかcycle毎秒という言葉を聞くことはない。気圧の単位も昔はミリバールと言ったものじゃよ。これもヘクトパスカルに変わったのである。
年寄りとしては、変化自体が鬱陶しいと感じるものだが、元プログラマーとしてはISO標準で統一されて美しいという気もする。
しかし、変わらないのはccである。これって私が小学校の頃からmlと併用されてきた気がする。というか、mlの方を小学校では習ったような気がするのだが、それにも拘らず、いまでも料理とかでccは使われているのだ。
なんでだろうと一瞬思ったが、すぐにこれだろうと思いついた。サントリー恐るべし。
じゃなくて、自動車業界の強さだろう。上の内容量もmlになっているし、サントリーのせいじゃないよ。自動車もリッターカーという言葉あったが、それは小排気量の小型車という意味で、大型車の場合はイメージダウンになると心配したのであろう。排気量がccからlになると3000ccは3lになって一気に減って見えるからね。そりゃあ、日本政府もmlに統一せよとは言えないわな。
今後HVとかEVとかになると、日本全体からccという単位が消えて、mlに統一されるのではないだろうか。