原作小説を読んでいる(翻訳版、つまり神鵰剣俠)。まあ、あの長さを26話でやるのは無理なんだけど、そのおかげで話がどんどん進むという利点があった。
とはいえ、終わってない。というか、タイトルにある神鵰が登場しない。OPで楊過が鷹に乗っているのはイメージです。なんというか、原作でも神鵰が登場するのは遅いので仕方がない。
ところで、この作品のテーマは禁断の師弟愛ということなんだが、ここに文句を付けたい。師弟の恋愛、つまり師匠と弟子の恋愛というのは、今で言えば教師と生徒の禁断の恋ということになる。
しかしですよ。この作品の世界、金庸の武侠小説世界では、師匠の命令には絶対服従しなければならないのである。絶対服従という関係があるところには、恋愛は成り立たない。これは恋愛を禁止した伝統的価値観の方が正しくて、それを無視する楊過と小龍女が悪い。まあね、楊過が悪ガキで絶対服従するべき師匠の命令をことごとく破るような奴だから、例外的に成立していると言えなくもないんだけど。
そして楊過と小龍女が一緒になったところでアニメは終わってるけど、このあとまた別れたりしたような記憶があるんだよなぁ。それから毒で死ぬ死ぬというのがしばらく続くので、まあここで終わりにしちゃうのもありかなという気はする。
この作品は実写で美男美女の俳優が演じるところを見るのが王道の楽しみ方でしょう。