ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

映画感想:ちゃっぷりんの「つらあて」と「衝突」

踏み台昇降をしながら昔買ったチャップリン全集を消化するシリーズ。本日は二本消化。

つらあて:映画の前にある解説をちゃんと読んでいなかったので、始まってからチャップリン出てないじゃんと思ったのだが、この作品は珍しい女装チャップリンものであった。

浮気男を追いかけて女装チャップリンが暴れまくる。殴る蹴るの大暴れである。チャップリンの姿では珍しくないが、女性の大暴れというのは面白い。

ja.wikipedia.org別邦題は「多忙な一日」こちらの方が原題に忠実。

これは短かったのでもうひとつ見た。

衝突:男三人で一人の女を取り合う話というか、二人で取り合ってたら三人めの男が現れてまんまと気に入られてイチャイチャし始めるので、最初の二人で協力してそれを妨害する。ドタバタ騒いで殴ったり殴られたりして納屋で木槌を見つけてそれで殴って気絶させて納屋に閉じ込める。チャプリンはそれまで協力していた相棒も一緒に納屋に閉じ込めてしまう。そのドタバタの間に、何故か男の子が登場して女性と仲良くしようとする。この男の子に女性が奪われるというオチかと思ったら、二人を納屋に閉じ込めたチャップリンが男の子を蹴飛ばして追い払う。

うまく行ったと思っていたら、納屋から二人が出てきてチャップリンが追い払われる。女性を複数の弾性が奪い合うのは初期のチャップリン映画の基本パターンである。女性は特に誰かに気があるわけではなく、他の男を殴り倒したらOKみたいなノリ。まあ、わかりやすいわな。

ja.wikipedia.orgこの作品でチャップリンの姿、山高帽とステッキとだぶだぶのズボンとかいうのが確立したと解説にあった。それまでも似たような姿だった気もするが、三つ揃ったのがこの作品ということだろう。