ネギ式

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映画感想:チャップリンの拳闘

踏み台昇降をしながらチャップリン全集を消化するシリーズ。

チャップリンの拳闘:

これは俺の知っているチャップリン。冒頭、ブルドッグを連れたチャップリンが道端に腰掛けてホットドッグを食べようとする。が、思い直してソーセージを犬にあげる。しかし犬は食べない。よくわからないがいろいろ工夫して食べさせようとして、結局犬はソーセージを食べる。

たぶん、それがチャップリンの最後の食料。ボクシングのチャンピオンがスパーリングの相手を募集しているので応募する。何人か同様に応募してきた人がベンチに座っていてドタバタしたりする。犬もそのまま付いてきている。座っている人は次々とスパーリングに呼ばれるが、すぐにノックダウンしてベンチに戻される。いよいよチャップリンの番になるというところで、恐れをなしたチャップリンはグローブに蹄鉄を入れる。これはひどい

呼ばれたチャップリンは少しドタバタした後、蹄鉄入りのグローブでチャンピオンをノックダウン。なんかすごいボクサーが現れたということでチャップリンがチャンピオンへの挑戦者として正式な試合が組まれることになる。ボクシングのトレーニングでドタバタ。シルクハットに髭の男がチャップリンに札束を見せて八百長を持ちかける。トレーニングのドタバタの中でチャップリンは男をノックダウンし、札束を盗む。

試合が始まると、だいたいずっとリングの上でドタバタしている。蹄鉄が入っているかどうかは分からない。チャップリンもチャンピオンも何度もダウンする。スリーノックダウン制ではないらしい。コミカル。ゴングがなってインターバルのドタバタとの繰り返し。ただドタバタが続いているだけで特にストーリーはない。と思ったら最終ラウンドになって、観客席にいた犬が乱入してチャンピオンに噛み付く。特撮もないのに、この犬、名演技じゃないか。結局チャップリンの勝ち、そして美女とキスして終了。

冒頭だけだったが、チャップリンらしいチャップリンがようやく見れた。そうこの変化を見るためにこれまでのつまらない作品を見てきたのだ。

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