作画がいいとか、動きがいいとかそういう意味ではよいアニメだけれど、設定とか終わり方とかはいいとは思えないんだよなぁ。俺のツイッターのTLでは絶賛されてるんだけど。
まあ、俺自身が特撮ファンではないというのも理由のひとつかもしれない。おっさんだから、子供の頃見ていた特撮にはそれなりに思い入れがあるけれど、それらの後のシリーズとか全然見ていないので。いや、もう恥ずかしい話だけれど、ウルトラマンと仮面ライダーのシリーズ以外にグリッドマンなんていうそれらのシリーズではない新作特撮があったなんて知らなかったし。
しかし、最大の理由は作られた世界の中の人間と神という話にどうしても納得できないんだよね。そもそも「世界を作ったもの=造物主、創造主」が神であるというのはキリスト教の考え方だし。世界を作ったものはその世界をどうしようと勝手だと思うわけよ。作られた世界の中の存在がなんて言おうとも。というのは、私も多少なりとも創作をするわけで、そしてまた読者としても世界が破壊される話が好きでもあるのだ。世界を作り話を作ることで自分の内面の問題を多少なりとも解決しようとしていたりいなかったりするのだよ、創作者とは。
そういう点からするとアカネがその想像した世界の生物を皆殺しにしてもそれでアカネの問題が多少なりとも改善するならば、あるいは単にストレス解消になるならば、それはそれでよいと思うのである。特にアカネの引きこもりの原因がいじめであったり友だちがいないことだったりした場合、アカネの作った世界から安易に帰してしまってよいのかという疑問があるわけだ。「想像上の友達と遊んじゃないけません」っていう親や教師と同じことじゃないか。
アレクシスも作られた世界で、特に他人によって作られた世界で、何をやっているのか、そんなことではアレクシスの問題は解決しないだろう。せめて自分で世界を作って遊べよと思うのである。
あと瞳の中が細かく描きすぎていて気持ち悪い(個人の感想です)。