Max Heartの次はスプラッシュスターなんだけど、そして、実際にスプラッシュスターを先に見始めたのだが、少し後からプリキュア5を見始めたら、こっちが面白くて先に見終わってしまった。
なお、スプラッシュスターも満と薫が登場してからは面白くなっているので、つまらないという訳ではない。

Yes!プリキュア5 Blu-rayBOX Vol.1 (完全初回生産限定)
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2013/11/20
- メディア: Blu-ray
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Yes!プリキュア5のいいところ。まず変身バンクがいい。変身ポーズもいままでのプリキュアよりも仮面ライダー的というのだろうか、変身に入る前のポーズが格好いい。そして尺に応じて5人同時に変身したりバラバラだったり、4人変身だったりする。3人のときもあった。
この変身に入るところは制服だとバンクが使えるのに結構私服からの変身が多い。浴衣回では全員浴衣からの変身だったし、浴衣回とは別に着物からの変身もあった。
そしてまた必殺技の掛け声がいい。これまでの必殺技の掛け声は呪文というか必殺技の発動に必要な言葉という印象だが、プリキュア5では違う。見栄を張るというのだろうか。キュアドリームの場合、「夢見る乙女の底力、受けてみなさい。プリキュアドリームアタック!」これは格好いいぞ。日常生活でうっかり口に出しそうだ。ただ、一人だけ「大地を揺るがす乙女の怒り、受けてみなさい」と言って、防御技が出るのは変な感じだったが。
そしてそして、なんと最初のプリキュアで実に鬱陶しかった妖精が、プリキュア5では恋愛対象ですよ。これはすごい。ナッツとか、昔の少女漫画の無愛想イケメンキャラですよ。
また、5人のキャラがいいんだよね。リーダーの夢野のぞみはこれまでのプリキュアと違って勉強もスポーツもダメなんだけど、なんというか、リーダーとしてしっかりしているというか、精神的に強い。普段はドジっ子しているけど、リーダーシップを取る時はすごくしっかりしていて格好いい。
アイドルの春日野うららもいい。「はじけるレモンの香り」っていうのが変だけど、なんだろう、アイドルっぽいというかアイドルを目指す女の子っぽいという不思議な良さがある。変身シーンで髪の毛がくるくる巻くのもいい。
そして私の一押しは、キュアミントの秋元こまちである。小説家志望で原稿用紙に小説を書いている。けれど、ラノベに登場するラノベ作家と違って、なかなかうまく書けない。まあ、中学生だからね。悩みながら何度も書き直している。応援せざるを得ない。
残りの二人は相対的に目立たなくなっているけれど、運動得意のキュアルージュ・夏木りんが花屋の娘でいつも店の手伝いをしていたり、知性のプリキュア・水無月かれんがお嬢様だったり、5人ともそれぞれ魅力的なキャラとして描かれている。
そしてまた敵キャラ・組織がいい。会社形式になっていてバイトもいる。ブンビーさんがいいキャラをしていて敵パートを見ているだけでも楽しい。バイトのガマオ君もいい。カワリーノさんのいやらしい所も好きだ。
学校関係者で新聞部の増子美香もいいし、おたかさんもああやっぱりという感じだったがいい。全体的に49話を飽きさせないだけの力のある作品だった。といいつつ2年めに続くのだが。
プリキュア5のここがもうひとつ。それは合体技「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」技に入るまでが無駄に長い。技自体がどうなっているのか意味がわからない。個々の必殺技の方が格好いいよ。
最後に、ミルク。今回の鬱陶しい妖精の役。ちょっと考えてみたのだが、このワガママな存在はターゲット視聴者なのかも知れない。ワガママで鬱陶しいけど、必要な存在ということで、視聴者にとっては等身大のキャラなのではないかと。
プリキュアは異能バトル深夜アニメよりずっと面白い。
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映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2015/06/17
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