ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

個人的感覚:動画広告が鬱陶しい

パソコンでネットの新聞などを見ているときに表示される動画広告が鬱陶しいと個人的に感じる。いや、動画でない広告も好きではないが、動画広告は格段に鬱陶しい。

どのくらい鬱陶しいかというと、例えばネットで動画配信をするサービスの動画広告が表示されると、ライバル社のサービスは使ってもその会社のサービスだけは使うまいと考えるくらい鬱陶しい。たとえ、はてなブックマークがタイアップしてる(してた?)ようなサービスであっても。

しかし、これは私だけがそう感じるという可能性も否定できない。何しろ私は一般の日本人とは感覚がズレているのだ。どのくらいズレているかというと、巨人も大鳳も好きじゃないし、自民党に投票したことがないというくらいなのである。とうてい一般的な日本人とは言えない。でも卵焼きは好きなので微かに日本人らしさはあるはずだ。

まず、動画広告を出しているスポンサー、これは動画広告が広告として有効に作用して売上に貢献していると考えているはずである。何しろ、金を出しているんだから。まさか、ネットユーザーに嫌がらせをして客を減らし、サーバーの負担を減らそうとか考えているわけではあるまい。でも、広告を増やして知名度を上げれば、株価が上がると考えている可能性もある。売上と利益と株価は全部が同時に上がればそりゃあ企業は嬉しいだろうが、実際には売上は上がってるけど利益率は下がってるとか、利益は出てないけど株価は高いとかいくらでもあるわけだ。どうもネット企業は株価を上げることに熱心なようだからね。つまり、動画広告の相手は(潜在的)ユーザーではなく、投資家なのかもしれない。それならユーザーが不快に思っても気にしないだろう。

広告代理店は広告をスポンサーに売り込むときに、こんなに効果があるという資料を提出しているはずである。まあ、資料というよりもカッコイイだけのなんちゃってプレゼンなのかもしれないが、何らかの根拠は書いてあるはずである。そうすると、やはり動画広告を試験的に人に見せて評価を聞くというくらいのことはやっていると思う。だってそれが商売なんだし。そして評価が高くなるような動画を作成しているはずだ。しかし、その時には動画広告だけを見せているのではないだろうか。テキストの中に置かれた動画広告を見せられるのと、動画広告単体で見せられるのではまるきり違うと思うのだけれど。

実際、私は動画広告が表示されていることは認識しているが、その広告内容がどんなものか知らない。動いていることがわかるだけで十分であり、消せれば消すし、消せなければスクロール外にするか、その記事を読むことを止めてしまう。

動画広告を掲載しているサイトは、場合によっては動画広告のうざさを認識しているかも知れない。その場合でも、ユーザーは広告一般が嫌いなのであって、動画広告を特別に嫌っているというようには思っていない可能性もある。広告をどう思っていようが、金は欲しいから、単価の高い広告を付けることになるはずだ。たぶん、動画広告は単価が高いのだろう。それとも動画広告を出しているようなスポンサーの単価が高いのか。どちらにしても金にならないユーザーがどう思おうと気にするはずもない。

新聞社のサイトなどは有料会員というものがあるようだが、私は会員になっていないので知らないのだが、有料会員だと広告は表示されないのだろうか。しかし、有料購読の新聞に広告が大量に掲載されていることからも、有料会員に広告が表示されないとは思えない。動画広告だけでも表示されなくなれば価値があるが、もし有料会員には動画広告だけ表示されないとすると、無料版に動画広告を表示しているのは一種の嫌がらせということではないか。

そんなことを考えたわけだが、もちろん純粋に私が異常であって、普通のユーザーは新聞サイトを読んでいる途中で動画広告が表示されたら、元のニュースのことなんか忘れて動画広告に見入ってしまうという可能性も高い。ネットの神である猫様だって、きっと魅力的な動画広告があればそっちを見てしまいテキストなんか読まないだろう。

 

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