ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

文学フリマで買った本:総社文学と永遠のカムイ島

引き続き、第四回文学フリマ広島で買った本を読んでいる。

総社文学2022 vol.188 百人一首の神髄

岡山県総社市近隣を中心とした同人誌だろうか。百人一首特集ということで買ってみた。若い人から年配の方まで年齢層の広い同人誌である。

百人一首特集では、在原業平の歌の紹介がよかった。俺、業平の歌って好きなんだよなぁ。でも伊勢物語は好きじゃない。いやろくに読んでいない。業平の和歌もたまに目にするといいなぁと思うのだが、特に気にして探したりしていない。

ここに紹介されていた業平の和歌の中では

おほかたは月をもめでじこれぞこの積れば人の老となるもの

年を取った身には響くものがある。

また百人一首特集以外では、「英雄アイリ・クウアルパン」と「ばか國王」がよかった。

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sojyabungaku.hatenablog.com

永遠のカムイ島

国内産黒米氏の作品。BLという話だったけど、男でも女でもないって本人(神様)が言っているのでBLかどうかは定かではない。まあ、ショタBLかな。キスまで。

エピローグでは成長後に同棲していることが示される。

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文学フリマで買った本:十日市奇談とちょこれいと

文学フリマ広島で買った本をいまさらちょっとずつ読んでいる。

十日市奇談

漫画であった。やはり漫画は読みやすくてよい。広島市の中区十日市町付近を舞台にした妖怪などの登場する話。女子高生と妖怪と言う感じの日常系。本川町、寺町、猫屋町十日市町など。

住んでいるところの近所である。土橋もちょっとだけ出てくるが、土橋のダイソーは二番目に近いダイソーなので、一番近いダイソーそこにないものを求めてたまに行く。

雰囲気あるけど、特別すごくよいという印象ではない。漫画界はレベルが高いのでその中でよいという評価を得るのは大変なのだ。

下の「君はまだ十日市を知らない」のリンク先で読める。

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tokaichi.com

君はまだ十日市を知らない@ご当地WEBマガジン on Twitter: "【お知らせ】
十日市エリアを舞台にしたご当地怪奇マンガ『十日市奇談』小網町のブックカフェ『りんご堂 @ringodo2020 』さまで本日よりお取扱いスタートします!是非チェックしてみてください♪… "

純喫茶ちょこれいと

広島経済大学ディアビジネス学部の学生が作った雑誌。カラーで40ページもあるのに無料で配布していた。(売れなくて学生の心が折れても困るからね。俺みたいに。まあ、女子大生が売ってたから売れないってこともないだろうけど)。アイドルとかテレビドラマとかアニメとかを語る。bonesについてちょっと余計なことを言ってしまった。「忘念のザムド」はbonesの代表作(または怪作)ですぞ。

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www.hue.ac.jp

読書感想:ガリレオの苦悩

いままで東野圭吾を読んだことが無かったので、いっちょ読んでみるかと図書館で借りた本

短編集だった。この短編集ではそんなに面白いとは感じなかったなぁ。特にツッコミどころがあるという訳ではなかったけれど。たぶん、長編の人なんだろう。

ところどころ、鉛筆で行頭にチェックマークが付けられていたので、消しゴムで消しながら読んだ。特に犯人当てという訳でもないので影響はない。

 

読書感想:反逆の勇者と道具袋

図書館で借りた本。

小説家になろう掲載からの出版というやつ。いじめらられていた高校生が異世界に勇者として召喚される。しかし、主に召喚側の不手際により、勇者として与えられるはずの能力は与えられず、剣も魔法も使えず字も読めない最弱の勇者になってしまう。

出来ることは、言葉が通じることと魔法の道具袋(ゲームのアイテムボックスとかそういうやつ)を使うことだけであった。道具袋は実体として存在する袋で、収納は無制限、どれだけ入っていても袋としての重量は変わらない(軽い)。そして魔法の道具袋を使うことが出来るのは勇者だけである。

魔王はいるけど、停戦しているので特に魔王を倒す必要はないようだ。前の勇者が道具袋に入れたままにしておいた宝物を取り出させるために勇者を召喚したらしい。

というようなところから始まり、勇者を召喚した王家の陰謀で前勇者が入れた宝物を全部出した後で、魔王退治に行くことになるという話。

そして、ワンアイデアで本の中盤で魔王を倒してしまう。そこからは、かなり迷走して、短いシーンの継ぎはぎで勇者が戻ってくるまで。

なろうの文体では読めないかと思ったが、そんなことはなくて最後まで読むことが出来た。誤字も一ヶ所しか気付かなかったし。

しかし、後半から作者が苦しんでいるのが分かるのだが、これ、図書館にシリーズで置いてあったのである。この後何冊も続くのだ。恐ろしい。途中から急にうまくなるということもあるので即断は禁物であるが。

あと、冒頭で主人公はいじめられているのに、後半では日本が理想社みたいに語られていて驚く。前半は、なろう的なスクールカースト下位の少年、そして転生後も最弱とけなされた勇者が、これまで見下して来た相手を逆に見返すというパターンの話(俺は見返してすごいだろうというだけだと復讐だとは思わないのだ)、後半は異世界現代社会の理想を押し付けようとする話。なので、シリーズが続くと異世界理想社会である日本にするという話になりそうな気がする。

たぶん、ヒロインが1人しかいない、いや2人、3人いるかも知れないがやや弱い点がアニメ化されない理由であろう。

アニメ感想:009‐1

石ノ森章太郎原作のアニメ(2006年)。タイトルロゴにはゼロゼロナインワンと書かれているが、OPの歌ではダブルオーナインワンと歌っている。

たいへん面白かった。

サイボーグ009くのいち版とも言えるが、むしろスパイ映画(原作は小説だが)007のサイボーグ版の方が近いかも。昔、漫画を見た時にはエロが強くて途中で止めたのだが、このアニメ版はエロも控えめでいい感じのスパイ物になっている。

007のMに相当するナンバー0というキャラもいて、ストーリー自体は007ものに近い。ぬれ場が入るのも007由来と考えれば必然であろう。

一方、009-3,009-4,009-7がサイボーグ003, 004, 007相当の能力を持っている。009-7が結構いいと思う。主役の009-1は別に001の能力を持っている訳ではなく、また009のように加速装置を組み込まれているわけでもない。(胸に機関銃が仕込まれている)

主役の声は釈由美子で、これもいい。

制作陣の石ノ森章太郎に対するリスペクトが詰まっているように感じた。

スパイ物っていいよね。007の映画とか全然見てないけど。アニメではDarker than Blackがスパイ物でよい。最近のアニメだとプリンセス・プリンシパルだな。劇場版見てないけど。

anime.dmkt-sp.jp

しかし、これって考えようによっては(作者自身による)サイボーグ009の女体化二次創作とも取れるんだよな。原作は1967年からの連載なんだが。

 

雑記:文学フリマ参加からmosaic.wavVRライブ

4月17日。第四回文学フリマ広島の設営から参加するために、朝早めに出かける。寒い。荷物を減らしたいのと、設営で汗をかくというので、やや薄着だったから。そして乗り換え時間とか電停まで歩く時間を多めに見積もったために、設営開始時刻よりもかなり早めに到着してしまった。寒い。

時間になったら来てくださいというので、会場のまわりをぐるぐると歩く。セブンイレブンがあったので入ろうかと思った。なんかビルの内部にあって、そのビルの入り口に「情報処理技術者試験会場」と書いてあるではないか。試験会場付近で関係ない人間がうろうろしていてはあらぬ疑いを招きかねない。セブンイレブンをあきらめてさらに歩いていると、バス停のそばにベンチが置いてあったのでそこに座って時間を潰す。日当たりがよくて、ベンチもよくある古びた木のベンチで風情があった。(写真を撮ればよかった)

時間ちょうどに戻るつもりだったが、方向音痴なのですぐ近くなのに方向を間違えて少し遅れてしまう。もう設営が始まっていたが混ぜてもらう。最初は軽作業だったが、宅配便を各サークルスペースに運ぶというのがややきつい。いや、俺は軽い荷物を選んで運んでいたけど、最後に重い荷物しか残っていなくて、でもそれは二人で運んだのでそんなに重労働ではなかったのではあるが、まあ、喘息の発作を起こしてしまった。

それから自分のスペースの設営。隣の人がハサミを忘れたので貸してくれというので貸すところから話が始まって、結局は自分の本を三冊も売りつけることが出来たのはよかった。

寒かったのと設営から入ったので、会場の写真を撮り忘れた。本は全然売れなかった。(傑作なのに)。終わり近くにやけになっていろいろ買いまくる。アニメ評みたいな本にbonesのイチオシアニメとかあったので、「bonesなら忘念のザムドでしょう」と嫌なアニメファン丸出しで言ったら、「知らない」と言われた。

全然売れないので早く帰りたかったが、印刷屋から宅配便で送られた段ボール箱の処分に困り、ゴミは出しちゃいけないんだよなぁと思い、段ボールは宅配便で送ることにした。中身だけなら無理すればリュックとカートに入ったけど、買った本とか売れ残り(ほとんど全部)とかを詰めたら荷物が少なくなって楽になったよ。で、宅配便の受付が始まったらすぐに出して、会場の撤収作業を手伝いもしないで逃げるように帰ってきたのである。

設営手伝ってるからいいでしょ。体力的にもかなり限界というか、頻尿を避けるために水分をほとんど取っていないという自業自得作戦なので、限界が早いのである。

帰りの路面電車で乗り換え駅を乗り越してしまった。降車ボタンを押したのに、ぼーっとしていて気がついたら次の電停の案内をしていた。乗り換え電停なので誰か他の人が降りたらしく降車ボタンがイタズラとは思われなかったのが幸い。

とかなんとかで帰宅して、いつでもトイレに行ける状態で水分補給。mosaic.wavVRライブまでに洗濯が出来るか怪しいところだったが、部屋の湿度が下がっていたので、室内干しで湿度を確保するために洗濯を敢行する。洗濯中に飯を食って洗濯物を干し終わってからyoutubeVRライブ開始を待つ……待つ……待つ。始まらない。


www.youtube.com

30分遅れて開始した。くるくるリスクの呪いで遅れたとか。一日に二つもイベントをこなすのは俺には無理。いや、VRライブはyoutubeで観るだけだけが。みーこが休憩するためのトークタイムにみーこが口を挟むので休憩できないとか。いつものパターン。ネタとして「進撃のアンパンマン遊廓編」とか。

酒を飲んで寝る。

 

2022年春アニメ1話感想:おにぱん

15分アニメ。

最初は絵が動かないと思ったけど、俺は省エネ作画には好意的だからいいかなどと思っていた。後半はやや動いた。問題は声

そしてパンツアニメ評論家(嘘だが)としては、このアニメをパンツアニメと認定することは出来ない。これは偽パンツアニメだ。

主役三人の声をやっている人のファンが見るものだろう。脇役(マスコット?)の井上喜久子の無駄遣い。

anime.dmkt-sp.jp