ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ:ヴィンランド・サガ

dアニメストアで見放題。

漫画原作だが、漫画は読んでいない。アニメはたぶん漫画の一番面白いところ。ヴァイキングの子トルフィンの成長譚とも言えるが、俺にとってはアシェラッド編。とにかくアシェラッドがいいキャラなのである。

まず、エンタメくらい反倫理でいいじゃないかという俺にとって、ヴァイキングの略奪はいい感じだ。むしろ、最初に登場する(現代的な倫理において)理想的な人物であるトールズが、気に入らないのである。たぶん、こういう視聴者は少ないだろう。いやあ、トールズやばいよ。

それに対してアシェラッドはいい。俺の好きな智謀家だし、それでいてヴァイキングらしく略奪行為を厭わないし。物語としても主役のトルフィンの師匠みたいなものだ。特に、後半に出てくる村人皆殺しは、そうするしかないストーリー上の必然性のある皆殺しである。もっともそれはアシェラッドが理想に目覚めてしまってからの出来事なんだが。現代的でもなくヴァイキング的でもない大変面白い人物である。

ヴァイキング的なのは巨漢のトルケルで、勇敢に戦って死にヴァルハラに行くことを望むヴァイキングらしい男である。無茶苦茶強いし、戦いを好む、ある意味では少年漫画にありがちなキャラクターだが、頭は悪くない。アシェラッドがいるから、頭の良さは目立たないが、ちゃんと自分を抑えられる。

アル中の修道士ヴィリバルドの説くキリスト教の愛が、訳のわからないたわごとのようになっているのも、ヴァイキングから見れば当然そうだろうと思う。

Wikipediaとかによると、この後漫画のストーリーは理想郷建築に向かうみたいだし、主役のトルフィンも人殺しを悔やみ、戦いを避ける現代的倫理の人になるようなので、アニメはいい部分で切り取ってあって、俺のためのアニメ化ではないかと思う。当然、続編は望まない。大変素晴らしいアニメだと思うし、作者のテーマとしての戦わない戦士というもの否定しないが、俺にとっての面白さはそこにはないのである。

 

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