ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

映画感想:午前一時

チャップリンの映画。

ほぼチャップリンの一人芝居。冒頭にタクシーの運転手が登場しているが、ほぼ運転手との絡みはない。

この映画ではチャップリンは金持ちの紳士で、立派な格好をして立派な家に住んでいる。ただし酔っ払いで、酔っ払って午前1時に帰宅するという話。

酔っ払ったチャップリンがタクシーのドアと格闘したり、家に帰ってからは鍵が見つからずにドアから入れないので窓から入るが、入ってから鍵が見つかったのでまた窓から出てドアから入り直すとか。

敷物が滑ったり、テーブルが回ったり、時計の振り子に跳ね飛ばされたり。なんだけど、どうももうひとつ面白くない気がする。相手役の人間がいないとなんか、反応が少ないような気がする。無声映画だから、効果音もオチの音楽もないのが問題か。そういう今から見ると不足する部分を相手役の反応が少しは埋めていたのだなと思うのである。

なんとこのチャップリンの家はモダンな仕掛けがあって、ベッドが壁に収納されていてボタンひとつで壁からベッドが出てきてセットされるのだが、まあ、それがうまく行かない。出たり引っ込んだりひっくり返ったり潰れたり。

あと、チャップリンは帰宅後も休みなくタバコを吸い、酒を飲んでいる。泥酔して帰宅というよりアル中だな。

ja.wikipedia.orghttps://archive.org/details/CC_1916_08_07_One_A_M

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