ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

映画感想:チャップリンの「メーベルの結婚生活」と「笑ひのガス」

踏み台昇降しながらチャップリン全集を消化するシリーズ。

ここあたりから、チャップリンの監督・脚本・主演になる。

「メーベルの結婚生活」はチャップリンとメーベルが夫婦。メーベルにちょっかいを出す男。チャップリンは男の尻を蹴飛ばしたりするけど、びくともしない。やけ酒を飲むチャップリン。メーベルはスポーツ用品店で安売りの人型サンドバッグを購入して、すぐに配達してと頼む。これでチャップリンを鍛えようという考えか。酔っ払ったチャップリンが帰宅して、人型サンドバッグをちょっかい男と勘違いしてドタバタ。人型サンドバッグというよりも、等身大起き上がりこぼしというか。殴ると一度倒れて戻ってきてぶつかる。

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「笑ひのガス」は歯医者もの。歯医者ものというジャンルがあると思う、たぶん。現代はともかく、少し前のまで歯医者は怖いものだった。その怖さと笑気ガスの笑いというのが、観客の笑いを誘うのではないだろうか。歯医者の助手のチャップリンが、歯医者のいない隙をついて余計なことをする。笑気ガスで患者がおかしくなって笑い出したり、気を失ったり。後半、歯医者が出かけると歯医者のふりをして患者を診るけど、これがひどい。女性患者にセクハラとか。男性患者はやっとこで歯を抜こうとするとか。

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