ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:コナンと髑髏の都

図書館で借りたけど、半分くらいで諦めた。

名前は知っていたけど、これまで読んだことはなかったのだ。

まあ、古いってのもある。年代順編成なのもあるかも知れない。つまり、一番面白い話はまだ出てきていないわけで、剣を手に入れる話とか、冒険的な話はあるけど、もうひとつ乗れなかった。

コナンというキャラクターは、強いが、ラノベやなろう系とはかなり違う。筋骨隆々で文明を軽蔑している未開人だから。戦闘については知恵や機転を使うことはあるが、知識を使って勝つということはたぶんない。

この本では盗賊としてのコナンの活躍が描かれているが、商人の屋敷を襲うとかではなく、怪しい妖術師の塔に忍び込んだり、古代の城塞で宝物を探したり。

コナン以外の登場人物が少ないのも、現代的な意味では魅力に欠けると思う。ヒロインもいないし。せいぜい馴染みの売春婦が登場するくらい。相棒も一話だけのゲストキャラで、行きずりで手を組んだみたいな関係。そういう意味では、現代のラノベやなろう系の人間関係の基本枠組みは、それなりに面白い黄金パターンなのだろう。

面白いのは「象の塔」で異星人が登場していること。

この後の巻ではもっと面白くなるとは思うが、とりあえずは読書中断である。