ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

快楽は一瞬、苦痛は永遠

悲観的なのです。

これまで何度も仕事を止めてきたけど、その度に思うのは、苦しい状態は仕事をやめない限りずっと続くという感覚。締め切りとか納期とかがハッキリしていてそこを過ぎれば楽になるということが分かっている場合は別だが、そうでなければ問題は自動的には解決されず、ずっと続いていくと信じている。

実は結構自信家でもあるので、自分で解決できない問題を他の人に解決できるとは思わないというのも理由である。誰かが助けてくれるとか、あるいは急に景気が良くなって問題が解決するなんてことは考えたことがない。(実際にはそうなることもあるとは思うが、自分が直面している問題について、そういう僥倖が起こるとは考えない。)

あるいは、我慢ができないということかもしれない。我慢しているだけでやがて終わるような苦痛はないと信じているのだ。そういう信念なのである。

というわけで、永遠とか無限とかそういうものは恐ろしいものであり、不快なものであり、避けるべきものというのが私の感覚なのである。

CM保存問題

「CMは時代を写す鏡と言われている」ときっと誰かが言っていると思うのだが、TVCMはテレビ録画の際に保存されてきて、確かにその時代を反映する一流の資料となっていると思う。

ところで、未来の研究家に現代ネット社会の様子を伝えるために、ネットCMは保存されているだろうか。特に、テキストを読んでいるときに割り込んできて再生される動画広告などは、現代ネット視聴の状況を端的に表している貴重な資料だと思うが、これを未来に伝えることは出来るのだろうか。

一度ググった内容がいつまでも広告として表示される現状は、正しく未来に伝えられるだろうか。

著作権があるから保存は難しいのだろうか。研究機関が資料として保存してくれないだろうか。

政治:昔取った杵柄

ロシア人は独裁が好きだし、日本人は全体主義が好き。

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。しかし、どうもそうではないという気がしてきたのでちょっと書いておこう。といってもタイトルで書いているとおりで、要は昔とった杵柄ってやつじゃないかと。

ロシアには独裁体制を(再)構築するためのノウハウが蓄積されているし、日本には全体主義を(再)構築するためのノウハウが蓄積されているということだろうと。そりゃあ、一度あるいはロシアなら何度もやって来たことなんだから、それなりの経験があるわけですよ。統治者側には。

それに対して、独裁や全体主義を避けるためのノウハウは蓄積されていない。なんと言っても日本は敗戦によって全体主義が一旦退けられたわけで、民衆にはろくなノウハウがない。ロシアの独裁だって、体制は違ったりしてもだいたいは別の独裁者(あるいは強力な指導者と呼ばれる)によって前の独裁が終了しているわけだからね。

じゃあ、どうやって対抗するのか、といわれても分からないんだけど。百姓一揆は無理そうだから逃散か。

アニメ感想:暗殺教室

1期、2期を続けて見た。

よく出来たアニメですな。人気があるのも当然でしょう。

暗殺教室 21 (ジャンプコミックス)

暗殺教室 21 (ジャンプコミックス)

 

 教師ものってのは人気があるんだよね。俺は教師ものはあんまり好きじゃないんだけど、それでもこのアニメは面白かったからね。

読書感想:数学者のアタマの中

数学に関連した内省的エッセイ。

数学者のアタマの中

数学者のアタマの中

 

 比較的高度な内容かも。グロタンディークの話とかもあって興味深いのだが、あ、グロタンディークって亡くなってたのか。

なぜかそれ程楽しめなかった。内省的な面が強く出ているからだろうか。

食い意地

私は食い意地が張っている。食い意地が汚いとも言える。が、ものを食うのは好きではない。わけが分からないと思うかもしれないが、実際にそうなんだから仕方がない。

食い意地が張っているというのは、まるで食糧難の時代を経験したかのように、目の前にある物を食べようとするからである。子供の頃、小遣いがなくて他の子供が駄菓子を食べるところを横で指をくわえて見ていたからかも知れない。仮面ライダースナックを食べる係をよろこんでやっていた。

食事をするのは好きではない。いやあ、だって面倒くさいし。いろいろうるさく言われるし。だから、人と食事をするのは苦手だし、高い店とか大嫌い。高い店はうるさいから。ラーメン屋もうるさいというので嫌いだ。食糧難の時代の人だと思ってもらえば良いのかもしれない。食えりゃあ良いのさ。あと、奢ってもらうのも好きじゃない。恩を売られるのが嫌いだから。とにかく食事というのは社交性が求められるので嫌だ。

でも、一日に三回は食事をする。まあ、昔から胃酸過多の気があって、お腹が空くと胃が痛くなるという理由もあるのだけれど。その結果として、簡単な食事になるわけだ。今日の夕食は冷奴とご飯。これは楽でいい。

というような前フリを経て、重大な告白をしよう。

 職場に電子レンジ(オーブントースター機能つき)があったので、これで食パンを食べようと思ったわけだ。オーブンレンジはあるが、冷蔵庫はないのである。このスプレッドは常温保存なので冷蔵庫がいらない。

で、食パンを家から持って来たのだが、リュックに入れる都合上、一枚を半分に切ったのである。そして、半分ずつのに上のフレンチトースト風スプレッドを塗ってオーブンレンジ焼いたのだが、これが失敗だった。半分に切った所から下に垂れてしまったのだ。なんというか、一枚の食パンなら周りの耳の部分が高くなっているから溶けたスプレッドがこぼれないのだが、半分に切ってあると低い方に流れて垂れてしまうのである。

で、オーブンレンジを開けたときに、あちゃー垂れてるよーって気がついて慌てて取り出そうとしたら、熱くて落としてしまったのだ。床の上に。そして、マーフィーの法則どおりにスプレッドの塗ってあるほうが下になって落ちたのである。

そうしたら、自分でもわけが分からないのだが、誰も見ていないからと、落ちた食パンを拾って食べてしまったのだ。これには自分でもビックリしたよ。まさかここまで意地汚いと思わなかった。人目がないって怖ろしい。今どき子供でもそんなことしないよ。俺の子供時代なら余裕でやっただろうけど。年をとって理性の箍が外れるようになったのか。ともかく、自分でも動揺しているのだ。

 

アニメ感想:アウトブレイク・カンパニー

事前に少し内容を知っていたのだが、その事前情報から期待していたのとは全然違うアニメだった。

 もっと、金儲けをする話だと思ったのである。しかし、全然金を稼いでない。それどころか(たぶん)大赤字である。だいたい、金を稼ごうと思ったら、持っているところから取ることを考えるべきであり、身分制社会で王もいるのに貴族らしい存在がいない。貴族にゲーム機を高く売りつけるべきだろう。貧乏人にゲームなんかやらせても金が回収できないじゃないか。ゲーム機と金塊を交換するべきなんだよなぁ。

いや、金は大量に持ち込むと価値が下がるから、レアメタルと交換するのが正しいだろう。まあ、メイドやエルフのいる社会でメイドものやエルフものをはやらせようというのが勘違いも甚だしいけど。

というわけで、何もやっていないカンパニーだった。

ああ、金にならない文化侵略は主人公が頑張ってやっていたけど、これはひどいよなぁ。金になるならまだ言い訳にもなるけど、ただ単に自分たちの価値観を押し付けるだけだから、宣教師よりたちが悪い。