wattoさんのブログで40人の貴族とか、抜き打ちテストのパラドックスについて書かれていたので。
www.watto.nagoya40人の貴族については、パズル的状況だがパズルとして成立している一方、抜き打ちテストのパラドックスについては、単なる推論の誤りというのが俺の考えである。
で、昔のブログというか昔の日記系サイトで抜き打ちテストのパラドックスについては書いたんだけど、誰も納得してくれないので、もう自分が納得したから人に伝えるのはいいやと思い、抜き打ちテストのパラドックスを破る方法を示しておく。
いや、抜き打ちテストが出来ないと教員は困るだろうし、毎回毎回学生から同じような議論をふっかけられたら面倒くさいことこの上ない。これは論理パズルとしては、とてつもなくつまらなくなる。
抜き打ちテストの予告の最後に教員は以下の言葉を付け加えるのだ。
「もしテストをやる期日が論理的に分かってそれを証明できるなら、テストは実施しないでA(優)を与える。ただしその証明が間違っていたらD(不可)にする」
これを聞けば愚かな学生は確実にAが貰えると思い込んで大喜びするだろう。教員もテストの採点とか面倒なことをしなくて済むので楽が出来る。
死刑囚のパラドックスならこう付け加えればいい。
「もし死刑の日が論理的に分かってそれを証明できるなら、死刑はやめて終身刑にする。ただし、その証明が間違っていたら、絞首刑の代りに八つ裂きの刑にする」
こっちは八つ裂きの刑の方が準備とか後片づけとか面倒くさいな。