ネットで話題になっていた本を図書館で借りて読んだ。
数式がないし、記号もない。それなのに、内容は高度な数学(少なくとも微積分)が必要なので、何を言っているのか分からないところがある。
まあ、数式があったら分かると言うものでもないが。
これを読むと統計学は新しい学問であることがわかる。時代の先駆けの人物が、すぐに古くて頭の固い人物になってしまう。
ちなみに俺の学部時代に使った教科書にスネデカー&コクランの「統計的方法」がある。当時は授業時間内では扱いきれない内容の高価な本だと思ったものだ。正規分布や二項分布の表とか乱数表とかが付録として後ろに掲載されていた。
読み物として、数式の嫌いな人にもおすすめできるかもしれない。いや、全然悪い本じゃないです。
それから、社会学者に対しては結構辛辣です。そしてナイチンゲールの話も載っている。
「次元の呪い」は、俺もプログラムを作って体験した。かなり無理。