ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ考察:樽型のジョッキについて

いくつかのアニメで樽型のジョッキを見かけた。

そしてふと思ったのである。樽を作るような方法でジョッキを作るのは割高ではないかと。

木工旋盤はギリシャ時代からあるそうだ。内側を彫るものではなかったかも知れないが、技術的には十分可能。旋盤を使わなくてもガシガシ鑿で削ればすぐに器を作れる。それに対して樽を作るのは遥かに手間がかかる。樽職人は円周率を知っていたという話もあるし。

ただ木工で器を作るのは簡単だが、水が漏れないようにするには少し手を加える必要があるだろう。乾燥するとひび割れができるし。でも、水が漏れ始めたら交換すればいいというくらいの手軽さで作れる。

そこで考えたのだが、樽型のジョッキはわざと手間をかけて作ることによって高級品にしているのではないだろうか。樽型のジョッキを使っている店は高級店なのである。

さらに考えると、高級品としての樽型ジョッキがあるなら、その模造品としての偽樽型ジョッキもあるかもしれない。木工旋盤では取っ手を付けるのが難しいというか、一手間必要だが、陶器なら取っ手を付けることも簡単にできるし、樽のように見える絵を付けることも出来る。

アニメで樽型ジョッキのように見えるものの多くは、陶器に絵付けしたものではないだろうか。本物の高級店だけが、本物の樽型ジョッキを使っているのである。

木工旋盤

木工旋盤

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