面白いって評判だったけど、俺ツエー俺スゲーしてるだけの気がした。主役は女だけど。あとこの作品もなんか衆愚政治というか衆愚王政のような雰囲気がしていて、なんで王がそんなに民衆の評判を気にするかなと思ってしまう。
もっとも主人公がうじうじと悩んだりしない点は大変よい。
この作者の別の作品を読んだときに、もしかしてファンタジーも同じ傾向かも知れないと警戒していたので、そういう読み方をしたせいもあるかも知れないけど、やはり同じ傾向だった。
主人公の全裸仁王立ちみたいなシーンが2回くらいあったような気がする。男性読者へのサービスというよりも、むしろ逆で、恥じらう女性に対するアンチテーゼみたいなものだろう。