ネギ式

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読書感想:彩雲国物語17 紫闇の玉座(下)

彩雲国物語完結。ようやく読み終わったぜ。

しかし、第1巻からずっと、何もしない王は暗君ではなくて名君だろうと思っていたので、最後の王を巡る話はぜんぜんピンと来なかった。戦時や戦争の危機が迫っている時に何もしない王は問題だが、平時に何もしないのは良い王だ。というのを俺はこれまでに読んだ何冊もの本から学んだ気がするのだが、俺だけの思い込みなんだろうか。

特に彩雲国は官僚制が発達していて官吏の不正を取り締まる部署(御史台)もあるので、王は余計なことはしないほうが良いと思うのだが。贅沢もしていないし登場時から名君だろう。