前期のアニメ「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」を見て、なんとなく武侠小説が読みたくなったので、図書館で借りてみた。
中編集って書いてあるけど、全体の半分以上を占める中編の「白馬は西風にいななく」とその半分くらいの「えんおう刀」と更にその半分くらいの「越女剣」の三本からなる作品集。
結構、女性が活躍する。そして「えんおう刀」はかなりのドタバタ劇であるが、最後はなんとなくそれっぽく纏めている。秘技というか武技は名前だけで説明がなかったり、簡単な説明があるだけだ。日本の漫画ならもっと詳しい解説が付くところだが。
うーん、つまらなくはないけど、すごく面白いかというとそうでもないなぁ。大衆小説らしいと言えば、らしいけど、先日読んだ柴田錬三郎の「岡っ引きどぶ」の方が面白かった。そして中国が舞台なら、宮城谷昌光の作品の方が好きだ。まあ、田中芳樹程度の面白さだな。
この作家は長編が本領なのかもしれない。香港映画の原作に向いている気もする。
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