ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

2022年冬アニメ1話感想:オリエント

低年齢層男児向けアニメか。

戦国時代に鬼に支配されて、それから150年経った世界。鬼による統治がなされている様子。町も荒廃していなくて、ふつうの江戸時代っぽいし、寺子屋みたいなところで何かを習っている。主人公も読み書きが出来るみたいなので、子供に教育を施しているようだ。

武士は悪者という考え方も寺子屋的なところで教えている。町には鬼がいなくて、大人の人間が鬼を信仰しているような描写。

主役の武蔵だけツルハシの代わりにツルハシにはとても見えない刃のついた武器で地面を掘っている。坑夫になる訓練を受けているようだが、訓練が必要だとは思えない。読み書きを教える意味もない。人類の歴史では、子供は鉱山で働かされていたので、ある程度大人になるまで働かせないのはむしろ人道的かも。

イロイロ俺としてはダメだった。これ、武士と鬼の違いはないよね。被支配層から見たら。全然レジスタンスになってないのが俺にとっては大問題。単に鬼と戦うだけでしょ。

武士が差別されているという描写がゴミ拾いとかヌル過ぎる。というか差別を別にすれば誰かに町のゴミ掃除をやらせるというのは、支配者としてはなかなか出来がいいと思うぞ。武士の印に刀を持たせるというのも謎。いくら鎖で縛っているからといって。武士の印ならチョンマゲが分かりやすいので向いていると思うがね。あと突然バイクが出てくるけど、150年間支配してきてそんな道具を見逃すというのも甘い。フィクションだからバイク自体はいいけど。

先日、境界戦機を批判したnoteがあったけど、現代じゃない分だけネトウヨ的な印象は少ないけど、いくつか共通する問題もあると思う。

 

anime.dmkt-sp.jp変な設定つけずに、ただ襲ってきた鬼と戦うだけなら納得できたのだが。