ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

小説

読書感想:ステーシーズ

大槻ケンヂの本である。名前はもちろん知っているが、たぶん一冊くらいしか読んでいない。なぜかというと、その才能に嫉妬して読めないからである。大槻ケンヂ才能ありすぎだろう。ある意味、嫉妬は最大の賛美なのである。 ステーシーズは借りた本の中に混じ…

読書感想:百鼠

ビールを飲みながら積読を消化する。借りた本なのでそろそろ返したいというのもある。 吉田篤弘の百鼠。知らない作者だと思ったけど、クラフト・エヴィング商會の人かよ。くそー、才能あるなぁ、嫉妬するぜ。たぶん「どこかにいってしまったものたち」が最初…

読書感想:かにみそ

私しゃ蟹味噌っていうと、Bio100%のキーボードクラッシャーを思い出すのだが、これは第20回日本ホラー大賞の優秀賞受賞作の短編。 かにみそ (角川ホラー文庫) 作者: 倉狩聡,西島大介 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2015/09/24 メディア: 文庫 …

スラン

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE この題なら、「スラン」を挙げるしかあるまい。古いのでネタバレありで行きますよ。 スラン (ハヤカワ文庫 SF 234) 作者: A.E.ヴァン・ヴォクト,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1977/04 メディア: 文…

〇〇じゃない症候群

いま勝手に名前を付けた。 私はどうやら〇〇じゃない症候群にかかっているようある。作家ひとりひとり個性があって、特色ある作品を書いているのに、どういう訳か好きな作家が出来ると、その作家に少し似ているけど違う作家の作品を読む度に「〇〇じゃない」…

ホラー小説の試み

廃神社というのだろうか、神主の居なくなった神社を見に行こうと奴が言い出したのだ。ブログのネタになるというので同行することになった。 鳥居の辺りから明らかに雰囲気が違った。神々しくもまた禍々しい。これまで霊感など感じたことはなかったのに、はっ…