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ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

桃太郎をなんとかしたい

桃太郎の話が大嫌い

なんでこんなつまらない話が有名なのか納得出来ない。主役には個性がなく、ストーリーは平板で、脇役もキャラが立っていない。だいたい戦闘ものなのに、戦闘シーンは最後だけであっけなく終わる。
昔話なんてそんなものと言うかもしれないが、竹取物語はずっと面白いし、浦島太郎も面白い。桃太郎だけ極端につまらないのである。これは明治政府の国策を反映したせいだという説があり、それはそうなのかも知れないが、だったらもっとマイナー落ちしていいだろう。昔は有名だったが今は誰も知らない物なんていくらでもある。

なんとかしたい

けれども、俺一人がつまらないつまらないと言っていてもどうにもならないので、桃太郎を面白くしたい。代案出すぞ。
12話1クールのアニメとして毎回戦闘シーンは必要。ここはストリー上戦闘シーンと書いておけば、アニメスタジオがぬるぬる動く作画をしてくれるから、考える必要はない。しかし、戦闘シーンに持っていく話の展開は必要である。まず、三匹の部下を作るところは、一度戦ってから部下にする。ありきたりと言えばありきたりだが、王道とも言える。鬼ヶ島も入れて計4回の戦闘がある。12話中4話ではまだまだ少ない。
これを解決するための秘策を出そう。オープニングを鬼ヶ島の戦いにするのだ。これなら毎回戦闘シーンが入ることになる。鬼の軍団と桃太郎の軍団が衝突するスペクタクルシーン。世界を破壊するような妙案だが、実際の鬼ヶ島の戦いはどうするのかという問題が残る。
それより重要なのは桃太郎のキャラを立てること。強いということだけは分かっているので、それを中心にキャラを作る。ここは明治政府の意向に反して悪の要素を入れたほうが面白いだろう。桃太郎は村の暴れ者だ。困った村人やおじいさん、おばあさんが、「よお、日本一の桃太郎、この村には納まらない器の大きさでげすよ」などとおだてて村から出て行くように仕向けるわけだ。これでどっかの田舎者が日本一とか言い出す説明が付く。
女性キャラも必要。安直だが三匹をけもの娘にする。犬と猿は仲が悪いので、二匹で争って桃太郎に色気を振りまくのだ。雉が漁夫の利を狙う。そうそう、戦闘ものなんだから、主役の桃太郎には名のある武器を持たせたい。田舎にそんなものはないから、武器を手に入れる話で1話使う。鬼ヶ島の戦いが乱戦になるだろうから、日本刀では弱い気がする。大剣などの巨大武器の方がいいんじゃないかな。
12話あると、第1話は誕生から成長、第2話は出発という感じで11話と12話で連続して鬼ヶ島の戦いを描く。
時代は室町時代、鉄砲伝来以前なので鉄砲はない。鉄砲があるかないかは設定上重要だからね。桃太郎に鉄砲はいらないでしょ。その設定だと煙草もない。桃太郎がいかに悪党の暴れ者だろうと存在しない煙草は吸えないのである。悪党のイメージとしての煙草が使えないのは残念だが時代設定上仕方がない。酒はもちろんある。

第1話

 台風一過の秋晴れであった。
 お爺さんは、台風で折れて落ちている木の枝を拾いに出かけようとした。集めた木の枝を乾かして町に持って行って売ると小銭稼ぎになるのである。ふだんは山まで木の枝を取りに行っているが、台風のおかげで家の周りにも木の枝が落ちている。楽に稼ぐチャンスである。
 お婆さんは川に漂着物を拾いに行くところだった。ふだんは川で洗濯をしているが、まだ水が濁っていて洗濯には向かない。その代わり台風の風で飛ばされた様々なもの流れてきて川岸に打ち上げられている。たいていはガラクタだが、中には変わったものもあり、町で売ると小銭稼ぎになるのだ。
 お爺さんとお婆さんは夫婦二人で暮らしていた。年金もない時代なのでいろいろ工夫して小銭を稼いで生活している。以前は小作人をしていたが、老いて働きが悪いので小作を受けられなくなったのだ。
 川の水は少し引いたけれどまだいつもより水量は多いし濁っている。川岸には様々なゴミが打ち上げられていた。お婆さんは、ゴミをかき分けて金目のものはないかと探しまわる。この時代、拾得物横領罪は定められていない。特に河原なんかに打ち上げられたものは拾った人の所有物になる。
「はあ、めぼしいものはなんにもないねぇ」
 疲れたお婆さんが腰を伸ばしてふと川面を見ると、上流から大きな桃のような物体がどんぶらこ、どんぶらこと流れてくるではないか。これは金になる。お婆さんは直感でわかった。
 川岸に落ちていた竹竿を使って桃を岸に寄せようとするが、ふだんよりずっと流れが速いし、水辺は土が湿って弱くなっていて足元が危ない。命の危険と欲の皮の引っ張り合いでへっぴり腰になる。それでも川下に走りながら何度も竹竿を伸ばして桃状物体を岸に上げることが出来た。
 重い。これを家まで運ぶかと思うとお婆さんは気が滅入った。しばらく桃状物体の上に腰掛けて休む。お婆さんが休んでいると、川上からどんぶらこ、どんぶんらこ。どんぶらこ、どんぶらこと桃状物体が何十個も流れてきた。
 これはとても一人で全部は回収できない。お婆さんは気が進まないながらも大声を上げて人を呼んだ。集まってきた村中の人たちで次と流れてくる桃状物体をすべて岸に運び上げた。
 村の集会所に運び込んだ桃状物体の山を見上げて、村人たちはどうしたものかと考えこんだ。そして、売るにせよ何にせよ、一つ開けてみようということになった。中身が分かっていたほうが売りつける際の値段を決めやすいからだ。そして、最初に見つけたお婆さんに桃状物体を開ける役割が押し付けられた。
 お婆さんは包丁で桃状物体を切って開けようとしたが、固くて切れなかった。お爺さんが枝を切るのに使っている鉈(なた)で斬りつけたが、それでも桃状物体は切れなかった。薪を切るのに使っている鉞(まさかり)を大きく振りかぶって斬り付けると桃状物体は二つに割れ、その中に座っていた赤ん坊が真剣白刃取りのように鉞を受け止めていた。赤ん坊とは思えない凄まじい形相である。
 村の寺にあった仁王像にそっくりである。お爺さんはかつて間近でみた仁王像の咎めるような怖ろしい目つきを思い出して、腰を抜かした。村人も後ずさって、桃状物体を取り巻く輪を広げた。泣きもしないで村人を睨みつける赤ん坊に、どうしようかと相談した村人たちは、何か食べ物与えて機嫌を取ろうという結論を出した。
 赤ん坊だから乳を与えれば良いのだろうが、そんな怖ろしい形相の赤ん坊に自分の乳を与えようとする母親はいなかった。ちょうど本物の桃を持ってきていた村人がいた。桃状物体のような大きな桃は大味に決まっているから、口直しにうまい桃が食べたくなるだろう、そうしたら売りつけて小銭を稼ごうと考えて持ってきていたのである。
 桃を差し出すと仁王像のような形相の赤ん坊は、鉞を放り出して桃を受け取り、臭いを嗅いでから口にした。味が気に入ったのか、赤ん坊は表情をやわらげた。それは菩薩像のような穏やかな表情であった。もっと桃を寄越せという赤ん坊に、村人は次々と桃を与えた。食べるだけ食べると赤ん坊はすやすやと眠ってしまった。
 この赤ん坊と大量の桃状物体をどうしたものかと村人たちは相談した。赤ん坊はお爺さんとお婆さんに育てさせるということになったが、桃状物体は中身が怖ろしい赤ん坊ではとても売ることは出来ない。騙して売りつけても怒った相手が報復に来るかもしれない。始末に困った村人たちは、桃状物体をもう一度川に流してしまうことにした。
「それしても、泣きもしないとは怖ろしい赤ん坊よな」
「それじゃ、あの顔は村の寺にあった仁王像にそっくりよな」
「あれ、いつの間にかなくなってしもうたがどうしたんじゃろうな」
「なあに、誰かが小銭稼ぎに売り払ったんじゃろう」
「仁王様を売り払うとは酷い奴がいるもんじゃ、罰が当たろう」
「もともとあれは前の住職がどこからか盗んできたもんじゃからのう」
「なんと、あの寺にしては立派な仁王像だと思ったが、盗んだもんじゃったか」
 赤ん坊は桃をよく食べたので桃太郎と名付けられ、お爺さんとお婆さんに養育責任が押し付けられたのでした。

 数年すると、桃太郎は村の子供たちと遊びまわるようになったが、乱暴者で子供たちをいじめて泣かせてばかりいた。

飽きました

まだ第1話の初めの方ですが、飽きました。オリジナリティはなく、ほとんどどこかで読んだような話です。面倒なので確認はしませんけど。書き写しはしてないという程度ですよ。