dアニメストアで見た。なんとも悩ましいアニメである。
これはその名の通りあの「モンテ・クリスト伯」のアニメ化なのである。改変ありだが、ストーリーは面白い。これは原作の力だろう。
なのだが、問題がひとつある。それは衣服の絵である。なんというか、3D用語で言えばテクスチャ貼り付け、漫画用語で言えばスクリーントーンという感じだが、これがなんとも派手なのだ。もう最初のうちはこの印象ばかり強いアニメになっている。これは作画省力化のための方法でもあり、また貴族の衣装をそれらしく描写するという方法でもあるのだろうが、いかんせん、違和感が強すぎる。
でも、見ているうちに慣れる。まあ、アニメ通ぶりたいなら見ておくべき作品だろう。テクスチャ以外にもいくつか実験していて、いきなりロボットが登場した時は驚いた。いや、見て損はない作品だが、そのためには衣服の違和感を克服する必要がある。
- 作者: アレクサンドルデュマ,Alexandre Dumas,山内義雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1956/02/05
- メディア: 文庫
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