流れに乗って(かなり乗り遅れつつ)、使ったことのある(最近の若いものにはちょっと縁遠そうな)言語を紹介する。さすがに昔のことなので、うろ覚え勘弁。
JCL
JCL(Job Control Language)、これを使わないとコンパイルも出来ない。最近のプログラマはコピペばかりとかコピペしちゃいかんとか言われるけど、元祖にして最もコピペして使用されたプログラミング言語だと思われる。もちろん、俺もわけも分からずにコピペして使っていた。
後に、やや長めのものを書いたこともある。
Easytrieve
Easytrieveは汎用機用のプログラミング言語なんだけど、使い方としてJCLのSYS IN DD * に書いて使うことが多かった。極めて乱暴な言い方をすれば、汎用機のJCL上のスクリプト言語。
テストのために使った。と言っても、自動テストではなくて、入力データを作ったり、出力を整形したりするために使い、結果は人間が目で確認するというものだった。
これを使うとちょっとだけJCLのスキルも上達する。テンポラリファイルの受け渡しを記述するので。
DL/I
DL/Iは(失われた?)階層型データベース制御言語。リレーショナルデータベースが標準になると思っていた人は少なかった。きっと、階層型データベースが標準になったパラレルワールドもあるだろう。パラレルワールド物を書く時は参考にしてほしい。
PL/IはAlgol系のプログラミング言語。汎用機ではCOBOL代替として広く使われていた(いる)。ポインタが使える。例外が補足できるなど、構造化プログラミング時代において先進的な言語であった。予約語がない。再帰呼び出しが出来る。再帰呼び出しが出来るということよりも、その仕組みによって実行ファイルの再使用が可能、マルチユーザー環境でメモリが節約できた。
MANTIS
MANTISは汎用機用の第三世代言語。まあ、BASICみたいに簡単に業務アプリが作れるよっていうような売り込みの言語であった。当時のディスプレイは文字端末。入出力が文字だといろいろな処理がすごく楽なので、実際、そこそこ簡単に業務アプリが作れたと思う。
汎用機アセンブラ
事務系アプリ開発でアセンブラを使う。信じられないだろうが、そういうこともあったのである。本来は機種ごとに違いもあるだろうが、事務アプリで使う分には大して違いはない。サブルーチン呼び出しにスタックを使わない。BR (Branch Register)命令で、戻りアドレスをレジスタに入れてジャンプするのだ。構造化マクロなんてものあった。
ああ、古いのはこのくらいだな。なんという中途半端な数だろう。だが、それが俺らしい。
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このPL/I入門の表紙、見覚えある。
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