アニメかと思ってみていたら実写だった。実写は担当外なので視聴中止。
新しい作品になるほど、私に合わなくなる作家。前作のプロレスは、まあ王女をスープレックスにしたところがピークだったが、今回は1話の中に、私にとって面白いところがなかった。
作家が劣化していると言うよりも、市場に合わせる作家の姿勢が、市場から乖離している私の嗜好に合わないということだろう。
俺はスケボをやらないから、架空のスポーツ(というか遊び?)として面白く見たよ。
けれども架空のスポーツでなく実在のスポーツとしてみれば、ただでさえ危険なスポーツをより一層危険にすることによって、その魅力を最大限に引き出しているこのアニメの主張は、つまるところ、スケボの魅力はその危険性にあるということになるのではないか。
訓練という名目の学内ランキング戦みたいなアニメ。まあ、解説付きなのでゲーム実況みたいなものか。(ゲーム実況見てないので知らんけど)
設定としてはつまらないと思うが、解説、実況も含めて見ていると面白いというアニメ。ただし、最後に強力なメンバーが加入してしまったので、今後は単に無双するだけかも。それにランキング戦もあと少しで終わってしまい、その次はネイバー遠征という点もあり、今後には不安がある。
山形浩生の解説は読んでいないので、この感想は山形浩生に汚染されていない。山形浩生は強烈な個性と強烈な文章を書く人なので解説を読んでしまうと自分の感想が上書きされてしまうので、読まないようにしているし、読まない方がいい。
ベスターは「分解された男」と「虎よ虎よ」しか読んでいないが、このゴーレム100はその流れの先にあるような気がする。まあ、タイポグラフィが(たぶん著者自身による)挿絵になったというだけの理由だが。
最初の印象では、殺人やレイプが日常的に起こる街ガフで、異常な殺人が起こってその原因を探るという話かと思ったが、異常な殺人は冒頭だけで、それ以後はレイプ(殺人には至らない)と(比較的ふつうの)殺人が起こるだけだった。死体の肉が消えて骨だけが残るという怪奇現象はあったが。
たぶん、この小説の本質は下品な文章で事件を語るという点にあるのだろう。あとはドラッグ小説的な描写かな。ドラッグ小説的な描写が猥語を多用した文章で語られる。ドラッグは詳しくないけれど、LSD系のような気がする。放射性元素を使った架空のドラッグだけれど。
ああ、そうそう、フロイト的な世界だね。イドの怪物とか。フロイトを猥語で語るような語り口。ストーリーはあまり意味がなくて、猥語とフロイトとかユングとかの世界描写の小説かな。
そういや、フロイト(というインチキ)は脳科学(というインチキ)によって駆逐されたんだっけ?
ゲームっぽいシステムだと思ったが、やはりスマホゲー原作だった。
でも、作中の架空の英雄を召喚するというシステムはいいと思うよ。現実世界の物語や実在の人物のストーリーを上書きしてしまうようなゲームよりは。
怪物や血しぶきなどの描写は深夜向けだが、ストーリーは学園物?