ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

エンタメ考察:耽美ヴァンパイア

先日から、OVAの「吸血姫美夕」を見ているのです。

「吸血姫」と書いて「ヴァンパイア」と振ってある。これがいい。

まずタイトルが「吸血鬼」ではなくて「吸血姫」になっているのがいい。鬼じゃないんですよ。「ヴァンパイア」の訳語として「吸血鬼」というのは「きゅうけつき」とカ行で揃えた語感の良さがあるのだが、「鬼」というイメージではない。なので「姫」にした。耽美だから。

逆に「鬼滅の刃」では「鬼」という点を強く押し出している。なのでモンスターバトルものになっている。

でも俺のイメージでは吸血鬼ものはモンスターバトルではなく、ギャグでもなく、もっと耽美なものなのです。最近は耽美な吸血鬼が少ない気がする。

 

 

 

 

 

 

耽美な吸血鬼ものの中でも美夕にはひとつの特徴がある。それは女性吸血鬼が美少年を襲うというもの。80年代のOVAだから、美少年といってもそれなりなんだが、作中では明らかに儚げな美少年なのである。これは珍しい。80年代OVAなのに現代のコンプラとして正しいではないか。

原典ともいうべき「女吸血鬼カーミラ」が女性が女性を襲うという形式であったためか、あるいは男性ファン向けのためか、耽美吸血鬼でも美少年が襲われるというのは少ないようだ。(パタリロにありそうだが)

そして俺は美夕でキャラクターデザインの垣野内成美の名前を知って、それ以来ずっと垣野内成美の名前が頭に残っているのだが、美夕の漫画が出ているのは知っているが読んでいないのである。それ以外の作品も見ていないので、美夕=垣野内成美というペアで覚えているのだ。声優の名前もろくに知らない(渡辺菜生子さん)。キャラクターデザインの人の名前だけ覚えたという、それだけ強烈な印象があった。

美夕は悪役ではなく、むしろモンスターハンター的な仕事なのだが、モンスターバトルが中心ではない。そして美夕は仕事とは関係なく美少年を襲うのである。そこがよい。

なお、後に深夜アニメになるのだが、雰囲気としては弱まってしまった気がする。

OVAは4話しかないので、さくっと見られるよ。

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