ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

漫画感想:絶対可憐チルドレン56巻から63巻

図書館で借りた漫画。

読み終わったー。傑作だー。泣ける、笑える。

56巻からドロシーと皆本。チルドレンが女子高生になってしまったのでロリ成分が不足したため、その補充か。

この漫画ではみんな結構簡単にヒュプノにやられてしまう。が、心の隙を突かれるのだから仕方がない。ヒュプノの支配下にあってもその人らしさは変わらないというところに面白さがあるので、繰り返しても退屈はしないというか、同人IFもの的なキャラの掘り下げのような感じがする。

若い人は「オズの魔法使い」を知らないとオマケ漫画で描いているが、それをいうなら「遊星仮面」などはもっと知らないだろう。というか、扉とか俺には分からんパロディが多い。どこかに、「絶対可憐チルドレン全パロディ元ネタ」みたいのはないだろうか。

真面目な対決かと思ったら超能力対決の実況とか始まる。そしていろいろあって、どんだけパロディやギャグを入れても、結局ラブコメなのだ。という気もする。

一端休憩で、皆本親子の温泉旅行。その一方でスピンオフの財団が活躍して事態の収拾。この漫画はスピンオフに救われているというか、うまく利用しているというか、やってよかったスピンオフという印象である。結局は温泉回。いやひどいギャグをやりながらドロシーの気持というか立場をうまく描いている。

長い長い潜伏期間を経てついにあいつが正体を表したが、賢木先生の方が心配になるな。というかこの二人仲がいい。

そしてとうとうコメリカ国内の軍基地に潜入することになる。ここでおれにも分かるパロディが来たぞ。「光速エスパー」だ。賢木と紫穂のコンビ戦から薫たちのJOJOパロ戦闘。イイハナシの途中でも戦闘の途中でもパロディが入るのがこの漫画のいいところ。

いよいよ最終決戦かと思いきやヒュプノ攻撃からのアイドルコンサート。というかこれ紅白歌合戦か?単独コンサートじゃないな。

そしてギリアム救出作戦。それでこそクイーン。薫のイメージの中で皆本がギリアムを救おうとするが、ギリアムを理解出来るのは皆本よりも兵部京介の方である。

そしていよいよ最終決戦。その前に松風とドロシーのちょっといい話。最終決戦ではオールキャストの戦いに。更に、こんなこともあろうかと作られていた新型装備。だが、そこでもモガちゃんは艦コレのパロディ。

ここで伊9号の登場。2コマだけだが泣ける。1巻で生死不明になって以来、回想シーンでは登場しているもののそれ以外では一度も登場していなかった伊9号が最終巻で登場。俺は忘れてないよ。まあ伊8号(の脳)が何度も登場してるからなんだけど。

そして薫の父親が登場し皆本と対面。通常任務に戻って終り。

 

傑作だ。基本的には味方だけでなく敵も死なない漫画。それはもう女王の性質として定められているので、安心して読める。基本的にはすべてのエスパーが救済されると考えていい。救済の物語だ。同時にチルドレンの成長物語でもあるけれど、成長しても変わっていないというか、よい成長だ。

この作品で救われないのは兵部京介とギリアムだけど、思うにこの二人は憎悪が強くてそしてエロ成分が足りない。憎悪よりもエロというのが、俺が勝手に読み取った、この漫画のテーマなのである。兵部に近い立場の不二子はキス魔だから、そのエロボディとは別に内面にエロがある。

もちろん表向きには憎悪よりも愛というべきなんだろうが、愛は報われないものだから。この漫画でも報われない愛の同盟みたいなのがあるし。ギリアムだって父親を愛しても愛されないというところからの憎しみなので、単純に愛だけを肯定できないと思う。

兵部京介には少年兵部京介というチルドレンと同居といううらやまけしからん状態があったけど、ギリアムには全然エロ心がないのが問題だったのだ。ギリアムは憎悪の人だからエロを絡ませると陵辱になってしまうのでそれは少年漫画には、いやこの漫画には相応しくないということかも知れないが。

雲居悠理は名前からして百合だから、順当に救済されるわけだし。セクハラされる担当というか、合意の上でのセクハラプレイ担当という、実にうまいキャスティング。何の問題もない百合プレイ。

ところで、この漫画にはパンチラが多い。それもロングショットのパンチラが多いのだ。アクションに気を取られていると気付かない程度のパンチラがある。気付かなくてもいいパンチラなのだ。これはこの漫画にパロディが大量に入っているが、それも気付かない人は気付かなくてもいいというさりげないけど少し不自然な気もするセリフとかになっている。

アップのパンチラはもうチラではないけど、なんか読者が凝視しているような気がしてよくない。小さなコマでのパンチラは一瞬見えてしまったという感じでそれもあり。ロングショットのパンチラはもう衣装とアングルの関係で見えても仕方がないという必然性のあるパンチラという気がする。だいたい薫がミニの衣装を選んでいる訳だし。

という訳で、エロは憎悪を超えるというテーマの漫画なのである。