ネギ式

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漫画感想:へうげもの17巻から21巻

図書館で借りた本。

17巻。大井戸茶碗割り接ぎの史実に漫画的なエピソードを追加して、更にトドメとばかりに盛った飯にカレーをかける。その後は、久々のような気がする古田織部の手癖の悪さ発揮で、有楽斎の棗をくすねる。材木の横領も。

その一方で、「形式を重んじる茶道」と「融通無碍の茶の湯」という極めて芸術的な対立を描いたりもしている。かぶき踊りでは家康に無茶をさせる古田織部だが、その後の展開も無茶であり、漫画らしい。

と思ったら、大久保長安がやらかしたところで次巻へ。

18巻。西国大名から朝廷への献上金を古田織部が預かることに。一度は断ろうとするものの、一部流用しても構わないという条件では断れない。幕府の朝廷への介入に帝は譲位の意を示す。そして古田織部は将軍秀忠の茶の湯指南役に。秀忠の夫婦の悩みから古田織部のおせんとの出会いの過去回想に繋がる。これはよい過去回想。信長の仲介だが、おせんに一目ぼれして茶釜を盗む。

19巻。二条城での家康と秀頼の対面。秀頼は巨人だった。豊徳合体までもう少しというところで、波乱があり加藤清正暗殺。一方豊徳合体を目指す古田織部方広寺の大仏の顔を家康そっくりにしてしまう。この巻では古田織部切腹の予兆がいくつか描かれている。そして古田織部大久保長安に家康暗殺を依頼される。

20巻。流れ圜悟を二つに切ってしまう。これは茶の湯の者の傲慢じゃないのか。まあ、この漫画の古田織部は更に一部をちょろまかす訳だが。なにかやらかしそうだった大久保長安が比較的あっさり退場してしまった。伊達政宗イスパニア使節団派遣の場面で、タモリのイグアナ。眼帯繋がりか。そしてダ・ヴィンチの円形戦車に飛行機械と作者はやりたい放題だな。

21巻。方広寺再建の鐘の件から。大阪冬の陣に向けて時代が進む中、家康との茶席で「天下泰平ではなく徳川家の泰平では」と言ってしまう。格好良いセリフだが、古田織部にしては恰好良過ぎだ。大文字焼きを始めるのはさすがにフィクションだろう。そして古田織部VS柳生宗矩の対決。織部の顔が王貞治になっている。二度めの柳生襲撃も禿げ頭で命拾い。大文字焼きのはずが犬の文字に。割れた水差しを贈る。しかし、ひび割れていて水が漏るのでは「渡り」がないのでは?