ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:京都迷宮小路

図書館で借りた本。副題は「傑作ミステリーアンソロジー」。

 

 

浅田次郎「待つ女」これはミステリじゃないと思う。

綾辻行人「長びく雨」これもミステリじゃなくて幻想というか、俺には田中啓文風のバカなネタかと思った。

有栖川有栖「除夜を歩く」これはミステリというか、作中作をネタにしたミステリ論というか。ミステリ論としては作中作が長過ぎる気がするし、作中作を中心とするにはその出来がもうひとつ。

岡崎琢磨「午前三時までの退屈な風景」喫茶店(コーヒー専門店か)を舞台にした日常系ミステリかな。シリーズ探偵らしい。今までの流れから急にミステリアンソロジーっぽくなった。

門井慶喜「銀印も出土した」古代史を背景にした蘊蓄ありの軽いミステリかな。これもシリーズ探偵ものの一作か。関係ないけど、田圃から金印が発見されたってすごく不思議なんだよね。ふつう大切に保管されているか、さもなくば鋳つぶして売り払うと思うんだけど、なんで田圃から出てきたのか。

北森鴻「異教徒の晩餐」これは京都らしいネタのミステリだった。これもまたシリーズ探偵だな。軽くていい。ただ、ごちゃごちゃしていて少し分かりにくい気がした。

連城三紀彦「忘れ草」これは以前に読んだことがある。

というわけで、なんかアンソロジーとしてのまとまりがないように感じた。舞台が京都という共通点はあるにしても。

 

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