dアニメストアで見放題に入った2024年の劇場アニメ。原作は読んでいない。
なんか俺の観測範囲(はてブとか)ですごい傑作と評判だったので、見たい気持と見たくない気持が両方あったのだが、まんが道を読んだので、見ることにした。
俺が最初に勘違いした点を書くと、京本の4コマ漫画が建物や風景だけで描かれていて、それにも拘わらず4コマ目でオチがあって、漫画になっていると思ったのである。それはスゴイ、どういうオチなんだと思ったら、オチの紹介はなく、どうやらそうではないらしい。
オチの強い4コマ漫画を描いていた藤野が、それを見て画力に打ちひしがれるというのだが、俺の感覚だと「オチがないだろ、俺の方が上だ」というように感じる気がするのだ。小学校だと写生とかあるから、同級生の水彩画を見て画力に打ちひしがれるというのはありそうなんだけど、小さなコマに書かれたモノクロの絵でそこまで衝撃を受けるかなぁ。藤野はそれまで画力で勝負していたというより、ネタで勝負していた訳だし。
もうひとつ気になった点は、俺が少女漫画全盛期を経験して来た読者だからだけど、女の子二人が漫画を描くなら少女漫画じゃないのかという点である。この原作漫画自体が少年ジャンプ+に掲載された漫画ということで、この作品世界は少年ジャンプワールドなのである。それなので、殺人犯が登場するし、藤野はヒーローになって京本を救うという妄想をする。これが少女漫画ワールドだったら、京本は白血病で余命1年を宣告されるという話になるだろう。
まんが道を読んだ後なので特に感じるのだが、まんが道では主人公の満賀道雄は相棒に才野茂に常に劣っていると感じているが、この作品では藤野は京本の4コマを見た直後こそ衝撃を受けているが、その後は京本に尊敬されているし、共同作業でも(たぶん)藤野が主にキャラを担当し、京本が背景と思われる。ヒーローとして助けるという点も藤野主役だし。
京本が生きていたら、画家として成功していたというストーリーの方が俺の好みだなぁ。別の道を歩むみたいな。
まあ俺の誤読というか、見方が浅いのかも知れんが。

