懐古じゃなくて回顧かも。
もう20年以上前のことだが、私が池袋の空想小説ワークショップに通っていた頃、同期というか同じ受講生に宇都宮斉さんという方がいて、その方のところでクリスマスパーティが何度か開かれたのである。
クリスマスパーティというか、宇都宮さんの冬コミ向けのアシスタント会というか、空想小説ワークショップの受講生が何人か宇都宮さんの手伝いをして、その後宇都宮さんの作る料理をご馳走になるというような会だったと思う。もう俺も年を取って記憶が曖昧なので、アシスタント会とクリスマス会は別だったかもしれない。
でも、料理の下ごしらえをしたりする時間があれば、アシスタントを頼まなくてよかったのでは?とか、大して助けになっていないのに料理をご馳走になって申し訳ないと思った記憶があるので、たぶん同時にやっていたのだろう。もしかしたら、宇都宮さんはアシスタントの必要がないのにわざと作業を残しておいて、人を集めてパーティをする理由付けにしたのかも知れない。シャイなところがある(かどうかははっきりとは思い出せないが)。
で、俺は漫画を描く人ではないので、アシスタントとしても役に立たず、トーンを貼るのに下の用紙まで切ってしまったりしたのである。何だっけ(デザインナイフ?)1枚しか切れないカッターもあったのだが、大勢でアシスタントをしていたのでそれは別の人が使っていたのだ。
それで俺は結局、回想シーンの枠外を極太マジックで黒く塗る作業とかをしたのであった。
その大勢でわいわいとアシスタント作業をするというのが、すごく楽しかった想い出なのである。今は、まさにそういうシーズンだが、紙の作画でないと、集まる必要もないか。
そして、俺はポンコツだったけれど、すごくうまい女性がいて、トーン貼りも、スクリーントーンの隙間をうまく見つけて、無駄なく使い、貼る(切る?)速度も速くて目茶苦茶カッコイイのであった。その女性もアーサー王もの(FGOじゃないよ)の同人漫画を描いていたのだが、(俺の記憶では)作画の速度を上げるために、丸顔のキャラにしているということだった。効率が良い。
宇都宮さんはワインに詳しくて、クリスマス会では高いワインを飲ませて貰ったものだ。ソムリエ風の講釈付きで。料理も上手で鶏に詰め物をしたクリスマス料理が出たりした。
でも俺の舌ではワインも料理も十分には理解できず、それよりもアシスタント作業みたいなのが楽しかったという記憶が強いのである。
ちなみに、このブログではネギだが、当時の私は杉並太郎というペンネームで空想小説ワークショップに参加していたのである。
関係ないけど、アシスタント漫画といえば(ある意味ネギに関係ある)小林銅蟲の「めしにしましょう」が面白い。いや、料理漫画だけど。むしろ料理の話だから、今回のアフィリエイトリンクにピッタリだね。
