ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

創作:異世物語 48. 目かるとも

創作:異世物語 目次 - ネギ式

昔、おたく男にとても仲の良い友だちがいた。片時も離れないでいつも一緒にあちこち出かけたりする仲であった。その友だちが仕事の都合で地方に行くことになって、とても残念だと思ったけれど、仕方なく別れたのである。

その後も手紙のやり取りはしていたけれど、直接会う機会はなかった。そんなやり取りが何年も続いた後で届いた手紙にこう書かれていた。

「嘆かわしいほどの長い間、直接会うこともなく月日が流れてしまいました。もう私の顔を忘れてしまったのではないかと思い悲しんでいます。世間でも、会わないでいると忘れられるといいますから」

そこでおたく男は手紙の返事に和歌を詠んだ。

目かるとも思ほえなくに忘らるる時しなければ面影にたつ

あなたの姿を目にしなくなったとは思えませんし、あなたを忘れた時などありませんよ。目をつぶればいつでもはっきりとあなたの姿が浮かび上がるのですから。

「めかる」は目刈るではなく、目が離れるということで、姿を見なくなるという意味らしい。

というわけで、作者の俺が意図的にBLにしている訳ではなく、元ネタがBLっぽいので仕方がないのである。

こっちは実際に人間の耳を刈り取ったネルリ。

「いつもつるんで遊び歩く仲であった」と書こうとして念のため「つるむ」を辞書で引いたら「交尾する」という意味があって、なるほどなぁと思ったのである。

 

ad2217.hatenablog.com

ad2217.hatenablog.com