図書館で借りた本。
借金を返す話というか、返せずに徳政令を使う。都鄙和睦とか、取次職に就くとか。
借金をチャラにしてから、実入りのいい取次職に就くのは虫のいい話ではないか。
徳政令も金貸し不利とは限らず、政所に賄賂を贈った方が有利、とすると、通常は金持ちの方が有利で、徳政令で借金をチャラに出来るのは有力者くらいだろう。有力者相手なら返済の可能性も十分高いので金を貸しても、チャラにされる可能性は低い。なので徳政令があっても金貸しが成立するのだな。
あまり話が動かない1冊だった気がする。
もっとも図書館で予約しているので、最新刊に近づくと予約者が多くて1冊ずつしか回ってこない。そのため1冊だけ読むことになるので、話が進んでいない気がするのかも知れない。