ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

漫画感想:王妃マルゴ 5--8巻

図書館で借りた本。一冊一冊は意外なほど薄いが、内容は濃い。

歴史的にはサンバンテルミの虐殺からナントの勅令まで。

ナヴァル王も浮気な男だが、マルゴも負けてはいない。主に宗教戦争の話だが、ヨーロッパの王族の婚姻関係は複雑で王位継承の戦争も起こる。婚姻関係が複雑なのは、後宮を持てないせいもあると思うので、俺にはみんなキリスト教のせいのように思える。

マルゴの魔性は老いても(というか老いずにいつまでも若々しいので)衰えない。

この話の良いところは、マルゴは恋人が死んだりして悲しむことも多いけれど、それでも好き勝手に生きて、財産も守ってそこそこ楽しそうに過ごしていることである。悲劇の女性という役割ではないと思う。

久しぶりにみんなに会ったら、ひとりだけ若々しいとか、うらやましい。

 

前半に登場したノストラダムスは、後半には登場しないけど、その予言は実現されるという流れ。

 

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