今期アニメの「凍牌」を見ていたら、「咲」を見たくなったので1期だけ再視聴した。
今更気付いたんだけど、麻雀漫画やアニメって大抵は2人で戦っているのだなぁと。他のゲームと比べた麻雀の最大の特徴は4人ゼロサムゲームという点であり、4人で戦ってこそ麻雀の特徴が出せると思うのだが、それはなかなか難しいようだ。
「凍牌」も含めてほとんどの麻雀漫画やアニメが2人で戦っているのである。これは大昔の野球漫画がピッチャーとバッターの2人で戦っていたのと似ている。
「咲」は常に4人で戦っているという訳ではないが、見せ場である県大会決勝の大将戦は4人で戦っているし、それ以外の対戦も3人まで参加していることが多い。対戦者4人の特徴を出して、かつその牌符まで考えるのはかなり大変なのであろう。しかし、それが出来れば麻雀漫画の傑作と言えるのではないだろうか。
なお、麻雀漫画の中には1人で戦っているような気がするものもあるが、それはまたそれ。
「咲」以外だと、「ノーマーク爆牌党」が4人で戦っている傑作麻雀漫画である。これは爆牌の特徴もあるけど。俺は麻雀漫画にそんなに詳しくないので、他にもあるかも知れないけど。
「咲」の特徴は女の子でも、超能力でも、はいてないでもなく、4人で戦う点にあったのだ。でもまあ4人の特徴を出すとなると、しかもそれが大会で何チームもあるとすると、超能力でも出してこないと特徴を出すのは難しいだろうし、超能力が生い立ちとかと関係しているとすると、いろいろ長く脇道にそれてしまうのも仕方がないことであり、そう考えると4人で戦う麻雀という設定から「咲」のいろいろなことが必然的に繋がっているような気がするのである。漫画途中までしか読んでないけど。