ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

読書感想:ウンチ学博士のうんちく

まあ、糞尿に関する雑学本。

とはいえ、ふつうの雑学よりはやや深い部分がある。一方、やっぱり雑学程度という印象を持つ浅い部分もある。内容は雑多。人のトイレや寄生虫の話もあれば、フンコロガシの話もある。

 

 

私が気になったのは、以前から気になっていたことでもあるが、人糞を使った下肥でも堆肥でも適切に醗酵させれば寄生虫の卵は死ぬということである。確かに他の本とかでもそう書いてあるし、真実だと思う。一方、昔のトイレ後から寄生虫の卵が見つかったり、進駐軍寄生虫に悩まされたという記述もある。

つまり、下肥の適切な処理というのは少なくとも徹底していない、悪ければ机上の空論であって実際には適切な処理は行なわれていないということではないか。

有機農法の弱点であるが、下肥や堆肥を使う前に、寄生虫の卵が実際にいないということを確認することが難しいという点があると思うのだ。