ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:セスタス -The Roman Fighter-

漫画原作のアニメ、2021年の作品。

どうもアニメ化に際して、見どころのある試合とその前後というように原作を切り取ったようで、途中で話がすぱっと飛んでいる。

それから3Dだと思うんだけど、なんかキャラの演技が馴染まない。戦闘シーンじゃなくて日常シーンの演技が過剰というかなんか変な気がする。3Dモーションアクターが素人なのか、逆に演劇人なのか、ともかく演技に違和感がある。3D臭いというのとは別の演技の問題ではないかと思う。

それから、ストーリーはすっ飛ばしている一方で、試合の回になるとアバンで前回のあらすじみたいなのを長くやって引き伸ばしている。毎週見るならまあそれほど気にならないかも知れないが、配信で続けて見るとかなりだるい。

まあ試合自体は面白いので、なおさら引き延ばしが鬱陶しいというのもある。

animestore.docomo.ne.jp

 

一方、おそらくは原作からある(俺にとっての)問題点は、あまりにも現代的過ぎるということである。現代格闘理論みたいな印象がつよい。人体解剖模型みたいな形で内蔵の位置を示すのはアニメ独自なのか漫画からあるのか。ともかくセスタスの師匠のザファル(CV:小山力也)の指導や試合の解説がとても論理的だし現代的である。そして、ザファルの解説ではまだ足りないとばかりにナレーション(CV:大塚明夫)で更に現代的な観点から解説してくる。

そして、切り取りの結果でもあるが、セスタスが試合で必殺技を成功させた、そのすぐ後に師匠が「お前たちは決定力不足だ」というのである。必殺技を成功させたのに決定力不足はないだろう。

そして内蔵の位置とか延髄とか散々現代知識で説明しておきながら、アニメ最終話ではゼロ距離攻撃というトンデモを出してきた。まあフィクションだから虎砲でも、無空波でもそれ自体はいいんだけど、これだけ現代知識でやってきたという流れからすると、それはないと思うのである。