物理学者でもない個人の感想ですよ。
先日読んだ「量子論の発展史」でハイゼンベルクの不確定性原理が結構後ろの方で出てくるということ。それより前に出てくる行列力学で交換子積が出ているということ。そもそも「量子論の発展史」でもハイゼンベルクの顕微鏡の思考実験だけでは、不確定性は観測限界のようにも解釈できるというようなことも書いてある訳で。
不確定性が量子論の原理であること(または原理とすること)を確信したハイゼンベルクが、組となっている物理量を観測するようなすべての観測において不確定性が表れるのであり、その一例として運動量と位置の不確定性を顕微鏡の思考実験で示したようだ。
ゴールといっても量子論の原理なので、量子論を展開する基礎のひとつである。
ここで思ったのは、ニュートンのリンゴも同じようなものではないかということである。ニュートンの万有引力の法則がケプラーの法則から導き出されたことはよく知られているが、じゃあ、リンゴは何かというとそれは俗説ではなくて、どうやらニュートン自身が言ったらしい。ただし、幼い姪に対してそう言ったと何かで読んだ。
引力の法則はまさに万有引力であって、惑星の運行だけでなく、身近な物に作用しているということをリンゴが落ちるということで示したのではないかと私は思うのである。
万有引力は難しいもので、二つの鉄球が万有引力で引き合うような事態はなかなか観測できない。もちろん、リンゴよりも潮の満ち引きの方がよい例であるが、リンゴの方が身近だから。
私がニュートンだったら、ハンプティダンプティが塀から落ちるのを見て思いついたと言いたいところだ。