ネギ式

適当に生きるおっさんのブログ

アニメ感想:本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第3期

春アニメも、もう最終回の季節になったのかと思ったが、これは10話しかなかったからだ。まあ、話の区切りがいいので仕方がない。アニメオリジナルとか入れて引き伸ばさない方がいいだろうし。

金属活字の製造とか言ってマリンは喜んでいるが、鉛だろうから、職工が鉛中毒になるんだよなぁと余計な心配をしてしまう。現代知識チートものではあるが、色インクの製造とか手を広げ過ぎている気がする。染料と油の反応は現実を踏まえたものなのか、単に作中世界の設定なのか分からず少し悩んだ。

そっちはまあ、それでいいのだが、弟が産まれたり捨て子を拾ったりという本を作る話と別系統の話が増えてきて、それにはあまり興味を持てなかった。

物語の主人公は強烈な動機を持っていて、それによって物語が駆動するというパターンがあるが、これもその系統の話だと思っていたら、どうもそこから外れてきているように思える。本を作るという動機と関係ないエピソードが多すぎる。貴族とか魔力とかも俺には興味が持てなかった。本を作ることに絡んだ困難とその克服に焦点をしぼって欲しかった。

学習アニメみたいに、活版印刷の歴史でもやってくれた方が俺にとっては興味を持てたと思う。

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